ギターアンプを作ろう。#6 安全第一 〜感電の恐怖〜 | 冷や汗かいても後悔せず

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できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

アンプ作りで一番注意しなきゃいけないのは、やはり感電でしょうか。

100Vの感電でも "死" につながる危険があるとか。

アンプの内部には300V近い電圧が・・(恐)

直流も交流も扱います。

ところで、直流と交流では感電した時の痛みに違いがあるんですよ。



直流は ビリっ!と刺すような痛み。

冬の乾燥した日によくある、静電気のビリっ!とくる嫌な痛み。。

あれは交流に近い直流とも言える性質なのだそうです。



純に直流の痛みを体験したければ、9V電池のプラスとマイナスの両方をいっぺんに舐めてみるのが簡単です(笑)

電池が残ってるか確認するために舐めたことがありますが、ビリっ!ときます(笑)



交流の場合は、電流の方向が交互に変わるからでしょうか、ブルブルっと揺さぶられる感じです。

B級映画で、電気椅子に座らされた人間がブルブルしてるシーンとかありますよね。

実は私も交流感電してブルブルした経験があります(苦笑)




子供の頃、「世界びっくり人間」みたいなタイトルの番組がありました。

その番組で "電気人間" が紹介されてました。

事故で高圧線に触れて感電し、奇跡的に助かったという人が、電気ナマズならぬ電気人間になったというのです!?

扇風機のコードの先を手に持ったり口にくわえると、扇風機の羽が回りだすのです!



小学生になるかならないかの時だったと思うのですが、幼子には強烈な印象がだったんでしょうね。


ー 自分も電気人間になりたい! ー


ということで、自ら感電してみる決心をしました(笑)




針金を握って、片側の先端を100Vのコンセントに突っ込みます。

勇気を振り絞り、呼吸を整えて、、、もう片方の先端もコンセントに近づけます・・・・


ー さぁ、いよいよ電気人間になる時が来た! ー


震える手を無理やり突き出し、針金をコンセントに突っ込みました!

途端に、針金に青白い火花のような光が走り、体はものすごい力でブルブル揺さぶられ、"恐怖" を感じながら動けない・・・

そんな感じだったと思います。。

とにかく無我夢中で体を動かし、針金をコンセントから引き抜きました。。

実際は一瞬だったんでしょう、じゃなきゃ今生きてないですから(苦笑)

手のひらには・・・針金の跡のような軽いヤケドができたと記憶してます。



感電の恐怖でしばらく自意喪失状態でした。

でも気が落ち着いてくると、次第に期待が膨らんできました。


ー 電気人間になっているだろうか!? ー


ドキドキしながら扇風機のコードをくわえて、羽を見つめながらしばらくじっと待ちます。。

・・・・羽はピクリともしませんでした・・・・(笑)

がっかりでしたね(笑)

さすがに再チャレンジはしませんでしたけど(笑)



あのブルブルっ!とした感覚は今でもなんとなく覚えてます。

本やネットで自作アンプの情報を漁っていると、”感電には十分注意して” という文言が必ず出てきます。

そのたびに 「絶対感電だけはしたくない!」 と思うのです。



でも、、、もし、、、誤って感電しちゃったら。。

やだなぁ、、、どぉしよ。。


まぁ感電しちゃったら、、、とりあえず扇風機のコードをくわえてみますね(笑)