ここんとこ、ずーっと Fulltone のワウペダルのノイズに悩んでます。

ワウのかかり具合も好みだし、ワウをオンにした時に動作する内蔵ブースターを使って、ソロの歪みを増やすこともできます。
レゾナンス調整もあるので、ワウがオンの時の全体の低音を厚くしてやることもできます。これが結構気に入ってます。
購入当時から数ヶ月前まで、OD-1 とこのワウくらいしかエフェクターは使ってなかったので、床に直接置いて電池で使ってました。
ノイズも少なくて何の問題もなかったのですが。。
でも最近またエフェクターへの興味が戻ってきて、ついつい増やしてしまったので、エフェクターボードに整理することにしました。
なので、パワーサプライを買ってこれで鳴らしてみたら。。。
ノイズが酷い。。。。。。
これでは使い物にならん。。。
故障かと疑ったのですが、ネットでユーザーのコメントを探してみると、どうもこれは Fulltone の伝統のようです。。
電池を使えば問題無いのですが、なんとかならんものかと悪あがきをしています。
機種は違うようですが、DICO MUSIC Blogさんの中から ノイズフィルターの即席回路を取り付けた記事 をみつけました。
だいぶ改善されたとあります。
これは期待できそう。。。
電子回路や電子パーツには完全無知なので、この電解コンデンサーなるものの性質を調べてみると。。
・ 電気ノイズの除去(アースに流す)に使用できる
・ フィルムやセラミックタイプと異なり、極性がある(プラスとマイナスを間違えると破裂する危険がある)
・ 寿命があり劣化すると効果がなくなる
みたいです。
パワーサプライを開けて中をのぞくと、なるほど電解コンデンサーらしきものが使われてます。
これでノイズを軽減しているんですね。
古いテレビやオーディオにノイズが出易いのは、電解コンデンサーが劣化してフィルター効果が薄れるからでしょうか。。
ありがたいことに、この記事 には回路の説明がされてます。
『470Ω+100uFの簡単なフィルター』
つまり、470Ω の抵抗と、100uF の電解コンデンサーを繋いだものを、DCジャックのプラス極に繋いでアースに逃がす、と解釈しました。
私のワウの中身を確認すると、DICO MUSIC Blogさんの画像と作りは同じようです。

抵抗と電解コンデンサをつけるくらいなら、自分でもできそうだし、パーツも安いのでトライすることにしました。
抵抗と電解コンデンサーはネットでも手に入ります。
RSオンライン | 電子部品・半導体の通販/販売サイト

・ 抵抗器,酸化金属,円筒型,アキシャル,ROX2SJ470R,2W,470Ω,5%
・ コンデンサ,アルミ電解,ラジアル,UHE1H101MPD,105℃,50V,100uF
電解コンデンサーの極性を間違えると、破裂する危険があるとのことなので、テスターを使ってDCジャックの接点の極性を調べてから、ハンダで取り付けてみました。

最近、ハンダ付けが少し上達したような気がします。。
恐る恐る、DCコードを挿し込んで、鳴らしてみると。。。。
おぉ。。。
完全ではないにしろ、不快なノイズは消えてます。。
やったー! と、喜んでエフェクターボードにセットしました。

ところが、改めて音を出すとまたあのノイズが。。。。
なぜだ。。
どうもワウの周囲にあるエフェクターが原因のようです。
ちょっと距離を離してやるとノイズが消えます。
うーん、、なんて敏感なヤツなんだ。。 ワウをボードの外に出すしかないかな。。
だったら電池でいいじゃん ってことになるなぁ。
やっぱ、ワウだけは電池駆動にするしか今のところ解決策が無さそうです。
電池の何が問題なの? って言われれば確かに問題ないんですけどね。。
ちょっと意地っ張りになってるかも。。