*7/20 Youtube動画に音量についてバグがありました。
再度アップロードしました
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はいー!

前回に引き続き、
テキスペことTexas Special Pickupについて、
日本製とUSA製は同じなのか?


って事で、前回は既に所有していた
1992年製 Fender Japan Stratocaster 
ST 57-TX
のテキサス スペシャル ピックアップを元に、
デフォの日本製からUSA Custom Shop製に載せ替えた、

ところまでをお伝えしました!


さて今回はホントに、お待ちかねの実音検証です!!


まず、クソ下手っぴながらも、
ようつべ動画に実奏をアップしました。

初めは簡単なコード弾きから単音弾きを、
Japan製からCustom Shop製の順で、
各ポジション毎に弾いてみました。



念の為、録画環境としては

アンプ/ Marshall DSL 1C
アンプアッテネーター/ THD Hot plate
カメラ/ iPhone 11 PRO
インターフェース/ Roland GO:MIXER PRO
マイク/ Audio technica VD5

その他、

ギターケーブル/ BELDEN 8412
ピック/ Fender medium
弦/ アーニーボール スーパースリンキー



ちなみにアンプのチューニングは全てセンター位置。
クラシックゲイン・チャンネル(クリーン)にセッティングしてあります。

では、

ご覧ください。





どーです下手クソでしょう?
(笑)


いや、ソコじゃなくて!!

音の違い!!


弾いた本人の感覚としては、

Japan製は多少音のギラつきみたいなもの、
高音域が多少目立つ感じがあったけど、

USA製に至っては高音域の尖った感じが少しまろやかになった感じ?

そもそもシングルコイルの繊細な高音域は、
ちょっとギラついた部分が見え隠れするもんですが、
USA製はさすがCustom Shop MADEと言うだけあってか、ちょっと控え目と言うか、
弁えてると言うか(笑)

なんか日本製の方が一般的には控え目なモノが多いかなと思われガチですが、
Fender ストラトキャスターの場合は逆なんですかね?

と、

表面上はそうなんですが、


よ〜く聞いてみてください!

全体的な音単体の成分が、
USA製の方がレンジが広く感じませんか?


日本製がダメとか言ってる訳ではなくて、
ピックアップそのものが出す音の成分、
つまりレンジの広さが違うんです。


前回のブログでも書きましたが、

テキサススペシャルの音の特徴は
「中域」です!

中域の音を中心に、その中域に引っ張られる様にハイもローも分厚く出ているんです。

だから、「太く暴れる」とか言われるのではないかと。



でもちょっとこの、テキスペを評する言い方に
僕は疑問を感じます。


確かにオーソドックスなストラト、
特に54年とか57年、59年辺りのストラトや、
近年のアメリカン・スタンダード、
アメリカンデラックスなどのハイファイなストラトをイメージしている方は、

「ストラト≒鈴鳴り」

と真っ先に思うでしょう。


確かにその通りです!


でも弾き方を、ピッキングを強くすれば暴れた音に成りませんか?



テキサススペシャルは、
基本的にはそれらと同じ「鈴鳴り」は崩してません。

ただ、オーソドックスなシングルコイルのピックアップよりも、
全音域が ”派手に” 前に出やすいだけなのです。

言い方を変えると、鈴鳴りの影に隠れた「アク」みたいな所までしっかり出てしまう、
いや、出過ぎてしまうかもしれない(笑)
だけなのです。


ま、それでもテキサススペシャルを「太い」とか
「暴れる」とか言うのであれば、
もうそれぞれ好みの範疇でしかありませんよね?


話を戻しましょう。


テキサススペシャル・ピックアップ、
日本製とUSA製、


結論から先に言うと、


「全く別物」です!


誤解の無いように言っておくと、

テキサススペシャルとしては「同じ類い」と言って良いと思いますが、

全く同じピックアップかと言うと、

別物です!



動画を見た方なら、もう疑う余地は無いでしょう。

一本のギターを使って、
ピックアップを交換。

出た音が違う。

間違いないですよね?



すんげー細かい所を指摘するなら、
各ポットとセレクタースイッチを繋ぐリード線が違う位。

ココはほとんど音に影響が出にくいので、
デフォの方はそのままでやってみました。



でも差異はでましたね。
個人的な印象としては、

Japanはブースターペダルを軽〜くカマしてる感じ。

USAはそれが無い、割と素直な出音。

そんな感じです。



ですから、
「テキサススペシャルらしさ」を”強く”求めるのであれば、
Japanは尖ってる感じがある分、
その特徴が出やすいとも言えます。

対して
USAは弾き手のウデ次第かも知れません。


果たして当時も現在もFender Japan がTexas Special Pickup の差異については公式には何も述べてないので、
一体どのような意図があるかも不明ですが、

少なくとも、
日本製テキスペと、
USA(Custom Shop)製テキスペは

結論として、
「別物」

もしくは、
「似て異なる物」

であると断言します。


まぁ価格差も有るので違うのも当然でしょうがね。

なので現在まで楽器店の店員さんすらも、
答えに悩んだとされる
Texas Special Pickup
の答えを導き出せたのではないでしょうか?



ただし!!
何度も言います!

ギターとして、楽器としての優劣を言ってるのではありません!
どっちがギターとして、楽器として優れているかとか、上とか下とかではありません!


あくまでも、音を奏でるものですから
使う人の「好み」ですよ!!




さて。。。

今、一つ頭に浮かぶ事があります。



もしも今回の検証、
ギターがUSA製で、塗装がラッカーだったらどうなったか?



USAレギュラーラインのボディに載せた場合、

Custom Shop製のボディに載せた場合、

どんな音が出るんでしょうか。。。??




面白いと思いませんか?


フフフ。。。(笑)