応援(セコンド)で気をつけたいこと | 代表☆日記

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『空手道大空會』代表の(知)的雑記帳

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夏の大会シリーズが開幕しました。

 

6月〜8月までは毎月2~3大会に出場予定となりますが、試合に出場する選手をサポートする際に気をつけたい事をいくつか書きたいと思います。

 

以前もブログや稽古などでお話しした事もあるので、重複する内容もありますが、何度でもお伝えしたい事ですので、初めて試合会場に行く方だけでなく、皆様に読んで頂けたらと思います。

 

 

①試合前の選手は緊張するものです。

 

まだ幼い選手や初級クラスの選手は試合直前で泣いてしまったり、試合に出るのを嫌がる場合もあります。そんな時は稽古してきた事を思い出させたり(稽古で頑張ってきた事など)、試合が始まったらやる事をシンプルに伝えたりすると良いと思います。

動揺している子供を叱っても逆効果、それならば手を握ってあげて「大丈夫!」と声掛けしながら(その時に手を握り返させたりして)、落ち着かせる事が大切です。

 

②過度な声掛けはNG。

 

もちろん選手によって異なりますが、試合前の選手は集中しなければなりません。あまり何度も繰り返しアドバイスをし過ぎると集中力を削ぐ結果にも繋がりかねません。対戦相手の情報も伝えたりしますが、その情報が相手を過大に考えたり、油断につながる場合もあるので、注意が必要です。

子供達が応援に来てくれた場合も、試合直前になったら声掛けをやめて周りにいてあげるのが良いですね(試合前でポツンと一人になるのも不安になってしまう場合があるので、近くにいてあげる事は大切だと思います。初級クラスは特に)

 

 

③試合中の応援は楽しく励まし、冷静に。

 

試合の応援では、最近は人数制限がない大会も増えたり、逆に応援一切禁止の大会もあります(選手自身で考えるという大会コンセプトなどで)

対戦相手は勿論、自分達の応援している選手に対して野次や叱責したりするのも良くありません。

あとは応援団がそれぞれ違う指示を出すのも選手は混乱するものですし、シンプルに「がんばれー!」と言って上げた方が頑張れたりする場合もあります(選手には事前に言って欲しい言葉や闘志をかき立てるキーワードを聞いておくのも良いかもしれません)

あとは選手には勝っても負けても礼はしっかりと行う…と伝えているので、私たち応援団も選手のお手本となるような礼や立ち振る舞いを気をつけたいものです。

 

 

④勝っておごらず負けて腐らず。

 

負けた選手を指導者や保護者の方が怒鳴ったり、時に手を挙げて激しい叱責をするというのが、ジュニアスポーツで問題になった事もありましたが、試合は稽古を試す場であって、勝負は時の運という言葉もあるように、あまり勝ち負けにこだわり過ぎないようにしたいものです。

「勝っておごらず負けて腐らず」とは勝った時は誇ったりせず謙虚にし、負けた時は落ちこまずに心のバネにして頑張るという意味ですが、この精神で試合に臨んでいきましょう。