25年の中国成長率、実際は2─3%台か 公式値の半分=調査

Joe Cash によるストーリー

•17 時間

2025.12.23

 

[北京 22日 ロイター] - シンクタンクのロジウム・グループは、中国経済の2025年の成長率は2.5─3%にとどまったとの推計を発表した。これは公式データが示唆するペースのほぼ半分となる。年後半の固定資産投資の落ち込みが響いたという。

 

毎年3月に開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、次の5カ年計画を発表する際、年間成長率目標の「約5%」を達成したと発表すると予想される。

 

 しかし、ロジウム・グループによると、約5000億ドルの需要損失が計上されていない。報告書は「中国の25年の経済成長は、年後半に投資が単に減少したのか、それとも崩壊したのかにかかっている」とし、固定資産投資の減少を示すものの資本形成は依然としてGDPにプラスの貢献をしているように見えるデータの矛盾を指摘した。

中国国家統計局はコメント要請に直ちには応じなかった。

 

ロジウム・グループは、26年についても、1─2.5%の成長にとどまると予測している。これは国際通貨基金(IMF)の予測である4.5%を大きく下回る。

 

 

大好調の意見

 「ロジウム・グループは、26年についても、1─2.5%の成長にとどまると予測している。これは国際通貨基金(IMF)の予測である4.5%を大きく下回る。」との指摘であるが、「ロジウム・グループ」なるシンクタンクの存在を初めて知った。シンクタンクの名称が「グループ」というのもおかしいと思われる。

 

信用してよいものかどうかわからないが、IMFの予測の半分というのも気にかかる。