【小説】続・クロスロード 57 | ダイコン作家の本棚

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小説なんかを書いています。土曜日の午前中更新が多いです。
小説と言っても、エチュードに近いですが……。

「ハルキくん、学生時代からずっと好きです!」
 ナオの真っ直ぐな告白は、ぶれる事なくハルキの胸に届いた。
「ありがとう。だけど……」
 ハルキが何か言い掛けるのを制するように、ナオはさらに話し続けた。
「ずっと胸に秘めていたの。それにリサとは今も親友だと思っているし。だから多分、ハルキくんにこんな気持ちを伝えることなんて、一生ないだろうと思っていたから……」
 ナオの言葉を、ハルキもリサも否定する事など出来なかった。
「うん。ナオちゃんが好きになってくれて嬉しいよ」
 ハルキの話し方は少しまだ驚きを引きずって見えた。
「でもね。多分、ハルキくんとリサの仲良さそうな姿を見て、私は憧れて来たの」
 ナオの言葉でハルキとリサが顔を見合わせた。
「リサはどうしてハルキくんじゃなかったの?」
「ちょっと止めてよ。ナオ。ハルキが変に思うよ!」
 するとナオがハルキを見つめた。
「向こうにまだ彼女なんていないでしょう?わかるよ、私。だって幼なじみがこんなにキレイなリサで、無意識にでも比べない方がおかしいよ」
 ナオを見ていたハルキが視線をリサへ動かした。
「リサはどうなの? そのままで後悔はないの?」
 ナオに見つめられて、リサがゆっくりと顔をあげた。