どうもショウガ栽培を甘くみていたようだ。
昨年まで病気が発生せず、不作でもなんとが収穫出来たのは多分偶然だったようです。
 
ついに怖い病気が発生してショウガ20株のうち
2本を残して全滅。2株のうち1株も怪しい。
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根本が黄色く変色して倒れてしまいました。
 
これがショウガの恐ろしい「根茎腐敗病」です。
 
ちなみにこの病気を調べてみたら
<根茎腐敗病メモ>
「根茎腐敗病は、生姜やミョウガなどに発生する糸状菌(カビの仲間)が病原菌の病気。水はけが悪いと、水を媒介して圃場全体に蔓延する怖い病気です。一度圃場に出ると、数年?数十年も生存する病原菌ですので、要注意です。また、地下深く(40?50cm)まで生存する病原菌なので、土壌消毒も完全に防除できない非常に厄介な病気です。」
 
とありました。
 
この病気を予防するためショウガ農家では従来脱臭化メチルが一般的に広く使用されていましたが
本年使用禁止となりました。オゾン層を破壊するためです。
これに代わる薬剤には主にハウス用の土壌燻蒸剤としてヨーカヒューム(ヨーカメチル燻蒸剤)が使われます。これは作付前の寒い時期でも効果が高いけど、高価です。10アール当たり16万円、ビン資材4.2万円、ガス(毒物で危険)の検知器15万円です。
 
ではどうすればいいか。
真夏の太陽熱消毒です。費用はかかりません。雨のあとに透明のマルチをするだけ。
 
栽培中の防除薬剤としては
ランマンフロアブル(500ml 4,550円)
ユニフオーム粒剤(3㎏ 4,700円)
リドミル粒剤2(3㎏ 3,100円)
などがありますが、あまり使いたくないです。