2024年10月26日更新!質屋が語る!ロレックス Ref.116520 コスモグラフデイトナ | 【公式】質屋・買取専門店 大黒屋 質上野御徒町店ブログ

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Ref.116520とは

16年間に及ぶロングセラーモデル

Ref.116520はRef.16520の後継機として2000年に発表され、2016年に生産が終了したデイトナです。16年間に及ぶ生産が終了するとともに次世代機Ref.116500LNが発表されました。

2000年代のスタートということでミレニアムイヤーなんて呼ばれて世界中がお祭りっぽくなりましたが、コンピューター関係ではバグが起きるんじゃないかとも言われて2000年問題として大きく取り上げられました。結論としては大して問題は起きなかったわけですが。ちなみに2000年は20世紀、2001年からが21世紀になりますのでお間違えなきよう。

Ref.16520.を踏襲したデザイン

ダイヤルのカラーバリエーションは黒と白、ケースのサイズは40mm。Ref.16520Ref.116500LNと同じですね。黒と白、どちらが人気=買取価格が高いかというと答えは黒。Ref.116500LNからはベゼルがセラミックになって外装がガラッと変わりましたが、Ref.116520はステンレスベゼルで時計に興味のない方からすれば「どこが違うの?」とうくらい前作を踏襲したデザイン。

ムーブメントが自社ムーブメントに

Ref.16520はゼニス社のエルプリメロを独自改良したものをムーブメントに採用していましたが、Ref.116520からは自社で開発したムーブメントを搭載することなり、デイトナは自社一貫製造(マニュファクチュール化)となりました。2000年ということでロレックスがいよいよ本気を出してきたように感じますね。自社開発ムーブメントを搭載することでなにが変わったかはまた後ほど。

 

Ref.16520との違いをまとめてみた

ラグの仕上げ

サテン仕上げと鏡面仕上げ

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
ラグとよばれるブレスを固定する部分の磨きが変わっています。Ref.16520はサテン仕上げ、ヘアライン仕上げとも言われますが艶消しされた仕上げになっています。Ref.116520は鏡面仕上げ、ポリッシュ仕上げとも言われるツルツルの仕上げとなっています。

インデックスとインダイヤルのカラー

インデックスの視認性アップ

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
Ref.16520の方がインデックスがスマートな印象ですかね、Ref.116520はややポッテリとした雰囲気。好みは分かれるところだと思いますが個人的にはRef.16520の方が好きかなぁ、でも実用性を重視するロレックスとしては夜光塗料のボリュームを増やすことで視認性のアップを優先したんでしょうね。わかりますよ、わかります。

インダイヤルの色がシルバーに

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
まずはインダイヤルとはなんぞやというと、ダイヤル上にある3つの小さいダイヤルのことです。インダイヤルの数字やメモリが表記されているところをご注目。まずは黒文字盤、Ref16520は薄いアイボリーとなっていますが、Ref.116520はシルバーに変更されています。Ref.16520には薄いアイボリーではなくブラウンに変色したパトリッツィダイヤルなんてのもありまして、それがまたコレクターの中で人気が出ちゃってうんたらかんたらは置いておいて。次に白文字盤、Ref.16520のインダイヤルは黒、Ref.116520ではシルバーに変更されています。そしてRef.116520のインダイヤルの色味も2010年頃に変わったりするんですが、それはまた後ほど。

ムーブメント

ムーブメントがCal.4130になって何が変わったのか

2000年に自社開発のムーブメントCal.4130を搭載することになったデイトナ、このCal.4130は現行モデルのRef.116500LNでも採用されています。ではゼニス社エルプリメロを搭載していたRef.16520とどこが変わったのかみていきましょう。ちなみに「Cal.」というのはキャリバーと言ってメーカーが管理する際に付けたムーブメントの型番です。決してカロリーではないのでご注意を、食品一般で見るのはキロカロリー(Kcal、1000cal=1Kcal)なので間違えないでしょうけどね。脱線ついでに調べたら4130calってブラックコーヒー1杯分くらいらしいですよ。

スモールセコンドの位置

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
Ref.16520は秒針のインダイヤルが9時の位置で12時間積算計が6時の位置にありますが、Ref.116520は逆になりました。30分積算計は変わらず3時の位置のままです。このインダイヤルの配置変更はムーブメントの変更に伴うものとなっています。

ハック機能搭載

ハック機能とはリューズを引いた時、日時調整をする時に秒針がストップする機能のことです。ハック機能のメリットは秒単位まで時間を合わせられるというところです。デメリットは機械に負担がゼロというわけではないので精度が落ちる可能性があるところです、さすがに壊れることはないですが。高級時計の中にはあえてハック機能がないものもありますし、アンティークのロレックスでは同じモデルでもハック機能が無い方が重宝されたりします。

パワーリザーブが大幅に延長

ゼンマイを巻き上げた後に時計が残り何時間動き続けるかというのがパワーリザーブです。Ref.16520では54時間だったパワーリザーブはRef.116520になって72時間に延長されました。簡単に言えば、今まで2日+6時間で止まっていた時計が3日間に伸びたということになりますね。時計によってはパワーリザーブの残量がわかるインジケーター付のモデルもありますが、デイトナには付いていないのでわかりませんよね。一般的にリューズを40回くらい巻けば十分と言われています。ただこのパワーリザーブというのは一切の負荷をかけずに計測した結果なので、72時間より短いと考えた方が無難です。ただ、18時間延長させた技術は素晴らしいと思います。

インダイヤルが少し上に

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
左右のインダイヤルの針の中心を赤い線で結んでみましたが、お分かりいただけますか?Ref.16520はインダイヤルの針の中心と、ダイヤルの針の中心が同じ位置にありますよね。Ref.116520になるとインダイヤルの中心より少し下にダイヤルの針の中心があります。

バックル

より頑丈な厚み、イージーリンク搭載で調整が簡単に

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(左:Ref.16520 右:Ref.116520)
バックルの板に厚みが出て耐久性がアップしました。Ref.16520のブレス調整はコマの取り外しの他にバックル部分のバネ棒で微調整が可能でしたが、バネ棒での調整には器具が必要で間違えるとバネ棒が飛んでしまうこともありました。Ref.116520では今までのコマ調整の他にイージーリンクが搭載され、器具を必要とすることなく5mm程度の微調整が可能となりました。

 

マイナーチェンジの歴史を振り返る

改良を続けるロレックス

Ref.16520と比べて多くの改良点があったRef.116520ですが、約16年の製造期間の間にも幾度となくマイナーチェンジが行われています。実用性、耐久性を第一に掲げるロレックスですから、常により良いものをユーザーに提供しようと日々努力している姿勢がうかがえますね。そのちょっとした改良点がロレックスの意図としていないところ、つまりコレクターの間で後々プレミアを引き起こす要因になるわけなんですけどね。時系列で年数を記載していますが、多少かぶる時期もあったりするので目安としてください。

Ref.116520のマイナーチェンジ

2002年 タキメーターが太くなる

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(左:細字 右:太字)
どうですか?わかりますか?画像だと120~240までのタキメーターの目盛、2005年製の方が少しだけ文字が太っているのかお分かりいただけますでしょうか。2000年~2002年頃までが細字、それ以降は太字で細字の方が生産数が少ないことになりますが、特に価格差はありませんね(今のところ)。

2004年 長短針が太くなる

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(左:細針 右:太針)
長短針が太くなって視認性がアップしました。針の夜光塗料が塗られていない黒い部分を比べると分かりやすいですね。

2006年 ルーレット刻印が入る

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先に伝えておきます、見づらくてすいません。文字盤とガラスの間のステンレスの部分にご注目。ここに「ROLEX」の文字が連続して刻印されるように、さらに12時位置にはクラウンマーク、そして6時位置にはシリアルナンバーも刻印されるようになりました。今までは査定時にケースとブレスレットを外してシリアルナンバーを確認していましたが、この通称・ルーレット刻印によって外す作業がなくなりました。質屋にとっては傷がつかないようにブレスを外すセンシティブな作業が不要になって助かりました。まさか質屋のためを思ってのマイナーチェンジではないでしょうけどね。

2007年 ムーブメントにブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが採用

精度を決める上で機械式時計の心臓部といわれるテンプ、そのパーツの一つがヒゲゼンマイです。髪の毛より細いヒゲゼンマイの作製にはとにかく精密な作業が求められるのでスイスの時計メーカーでも自社でヒゲゼンマイを作っているのは数えるほど、90~95%以上がヒゲゼンマイをニヴァロックス・ファー社というヒゲゼンマイ専門メーカーに依存しているらしいですよ。そんなヒゲゼンマイを従来のものより耐衝撃性10倍まで引き上げたのがパラクロム・ヒゲゼンマイ、ロレックス自社開発。ロレックスすごい。実はRef.116520の発表とともにパラクロム・ヒゲゼンマイは搭載されていましたが、2005年に青色のブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが開発されて2007年に晴れてデイトナにマイナーチェンジという流れのようです。

2008年 バックルのデザイン変更

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2008年にバックルが仕様変更されました。シンプルだったものから中板が梨地の加工がされ、ロレックスのロゴが刻印された高級感のあるデザインとなりました。厚みが出て耐久性もアップしたように感じますね。買取価格が高いのは新しいタイプのバックル。

2010年 インダイヤルの縁の色がシルバーに

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黒文字盤限定でインダイヤルの縁の色が変更になりました。やや黄色みがかったシルバーからこれぞシルバーというギラギラした色になりました。白文字盤の方が良く2011年に変更となります。Ref.116520を色々見ていると2010年以降の製造でも黄色みがかったシルバーインダイヤルも見られるので、完全に移行したという訳ではなさそうです。謎ですがこれがロレックスの面白いところ。こちらも買取価格が高いのは純粋なシルバーカラーのインダイヤル。

2012年 調整できるコマが追加

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6時側のブレスレットにコマ調整できるコマが1個増えました。試着した時に腕が細くて微妙にフィットしなかった方には嬉しいマイナーチェンジですね。ムーブメントの耐久性、タキメーターやインダイヤルなどの視認性を向上させるだけでなく、実際に使う人の声もしっかり拾い上げて改良するあたりはさすがロレックス。なんだか我々の仕事にも通ずるなにかを感じますね、なにかとはなにか。

2013年 夜光塗料がクロマライトに変更

Ref.16520のマークⅥまではトリチウムが採用されていましたが、放射線物質になる可能性があり寿命も短いことからマークⅦ以降はルミノバが採用されていました。しかし自社一貫生産にこだわるロレックスは夜光塗料も自社開発、ルミノバの約2倍である8時間の発光が可能なクロマライトを完成させ採用することになります。ルミノバは緑っぽく光りますが、クロマライトは青っぽく光る特徴があります。ちなみにルミノバというのは日本の根元特殊化学という会社が開発した夜光塗料で一時は世界シェア100%という、まさに日本が世界に誇る蓄光塗料メーカーです。ロレックスがクロマライトを採用したことにより100%とはなりませんが、いまだに100%に近い世界シェアを誇っています。すごい!

2015年 バックルが梨地から鏡面に

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バックルの中板が梨地の加工から鏡面になりました。梨地だと傷が目立ちにくいというメリットはありますが、2008年から梨地の中板なので希少性があるというわけではありません。傷が目立ちやすくはなりますが、新しくて高級感があって買取価格が高いのは鏡面となります。もう好みの問題ですね。

 

マイナーチェンジではないけれど

Ref.116520はデイトナのブラッシュアップモデル

マイナーチェンジの歴史はいかがでしたでしょうか。Ref.16520のダイヤルマイナーチェンジは当時ロレックスが完成形にたどりつくまでの模索段階という印象が個人的にはありますが、Ref.116520はRef.16520で完成した形をより実用性と耐久性を高めていったモデルのような気がしますね。そしてRef.116520ではマイナーチェンジではないけれど、こんな個体もあるぞというのが発見されています。

目盛の長さが違う

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さぁどこの目盛が違うでしょうか?わかりますか?正解は「27秒と33秒」の目盛の長さが違う、でした。左は短く、右は長くなっています。目盛が長い個体は2000年~2005年に製造された黒文字盤に見られる特徴で、すべてが長くなっているわけではなく比較的多いという謎仕様。個人的にはどちらでもいいんですが、みなさんもどちらでもいいのか買取価格に差はありません。

APHダイヤル

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5行目の「COSMOGRAPH」というところにご注目、左は通常のダイヤルですが右は「COSMOGR」と「APH」の間に少しだけスペースがあるのがおわかりでしょうか?この少しスペースがある個体を「APHダイヤル」と呼んでいます。黒文字盤でも確認されていて、2009年以降のダイヤルで見つかっているようです。ただ中古市場にも出回りが多いものになりますので、買取価格が今後上がるのかと言われるとなんとも微妙な存在。あくまでもデイトナ好きの人の中で話題にするのは良いと思いますが、時計に興味がない人に力説してしますと相手と心理的スペースが生まれる可能性がなきにしもあらず。

 

価格改定の歴史

マイナーチェンジの歴史を振り返ると、ロレックスは実用性や耐久性を向上させるために日々研究と開発を繰り返していることがわかりますね。もちろん研究や開発はタダではできないわけでして、ましてや結果として製品をブラッシュアップさせているわけですからネットショッピングみたいにお値段据え置きとはいかないのが当たり前でしょうね。ロレックスに限らず海外ブランドは為替の影響も定価に反映しますし、国内でも消費税増税もありましたしね。ということで、Ref.116520の価格改定というか定価上昇を振り返ってみましょう。
 
2000年 808,500円※消費税5%
2007年 924,000円(+115,500円、114.2%)
2009年 997,500円(+73,500円、107.9%)
2013年 1,092,000円(+94,500円、109.4%)
2014年 1,123,200円(+31,200円、102.8%)※消費税8%
2015年 1,242,000円(+118,800円、110.5%)
 
冒頭で「お値段据え置きとはいかないのが当たり前」と書きましたが、改めて見直してみるとなかなかの値上がり率ですね。15年の間に消費税増税があったとはいえ433,500円もの値上がり、1.5倍強まで定価が跳ね上がりました。定価以上のプレミア価格で売買されるのが常のデイトナ、純粋に定価ベースで考えても2000年に買ってと2015年に売却すると50%の利益になるわけですからすごい利回りですね。銀行なんて100万円を1年間預けても100円くらいしか金利がつかないんですから。ある意味このRef.116520が今のロレックス投資ブームの火付け役かもしれません。

 

Ref.116520の相場推移

それでは2000年に発表されたRef.116520の相場推移を過去15年までさかのぼってみてみましょう。下のグラフはRef.116520黒文字盤の新品販売価格相場で、その年の平均価格を表しています。2016年に生産終了となりますが、中古市場には2017年にも出回りがありましたので2006年~2017年までの11年間のデータとなります。ちなみに当社調べとなりますのであしからず。

Ref.116520の相場推移グラフ

ロレックス 116520
青が年間平均販売相場、赤が国内定価を表したグラフです。2008年から2009年にかけてガクッと下がって、2012年から2013年に上げてグッと上がっていますね。それ以降は常に右肩上がり、これがRef.116520の価格推移です。2009年~2012年の間は国内定価と当社の新品販売価格がほぼ一緒かむしろ下をいってますね。

2008年に起きたリーマンショック

2008年に顕著に下がり始め、約5年もの間国内定価と同じくらいの販売価格で推移していますが、いったいなぜこのような現象が起きたのでしょうか。次世代機Ref.116500LNが定価の倍以上で取引されている今では信じられないような状況ですね。これはリーマンブラザーズの経営破綻から始まった世界レベルの金融危機、いわゆるリーマンショックの影響によるものです。日本には直接的な影響はなかったものの消費は冷え込み、日経平均株価は7,000円を割り(!)、さらに円高も進行して大きく景気が後退しました。常にプレミア価格で推移していたデイトナ相場もリーマンショックの影響で大きく落ち込むことになりました。質屋が強く覚えているのは、リーマンショック後の古物市場でRef.116520白の新品が60万円台で落札されたことですかね。この先どうなるのかと不安になった記憶があります。

2011年に東日本大震災が発生

リーマンショックで世界規模の金融不安が広がる中、国内では2011年に東日本大震災が発生します。徐々にインバウンドによって海外からの観光客が増えはじめていましたが、再び国内および外国人観光客による消費が伸びずデイトナの相場も停滞が続きます。頻繁に正規店を回ってデイトナ(次世代機のRef.116500LN)を探すというデイトナランナーなんてワードが2020年頃に時計好きの間で流行り(?)ましたが、この頃はランしなくたって当社で定価と同じくらいでデイトナが買えていた時期ですね。

2013年のアベノミクスと生産終了

2013年にアベノミクスという経済政策がとられ、一時は75円まで進行したドル安円高が解消されます。同時にインバウンドによって外国人観光客が増加、デイトナの相場が右肩上がりで上がっていきます。そして2016年に生産終了が発表されると、さらに爆上がりを見せて華々しくフィナーレを迎えたというのがRef.116520の相場推移といえます。

その後のRef.116520

ロレックス 116520

コロナで下がるも基本上がり基調

2016年に生産が終了したため、以降は新品の取り扱いも減っていきました。上のグラフはRef.116520の黒文字盤でコンディションがAランクの個体の年間平均販売相場となっています。中古の個体をデータ化しているのでマイナーチェンジや保証書の日付などは一切無視していますが、おおまかなトレンドとしては合っていると感じます。生産終了後も右肩上がりで相場が上がり続けましたが、2020年の新型コロナウイルスの影響で相場は下落します。国内消費の低迷と外国人受け入れストップの状況を考えると止むを得ない、むしろ下落率が低いとさえ感じてしまいます。そして2021年にはコロナ前よりも相場が上がっている状況です。より正確に言えば、2020年の夏以降にはすでに相場は戻っていた印象があります。

 

Ref.116520の査定ポイント

①コンディション

徐々に市場からコンディションの良いRef.116520は少なくなっていくと思われますので、コンディションの良さは高価査定に直結するポイントです。もちろん生産終了後も相場が上がり続けていますので、当店は傷があっても在庫を確保したいモデルであることは間違いありません。

②付属品

箱や保証書、余っているコマはあった方が良いのですが、クロノメータータグやプライスタグがあるとさらに高価査定が可能になります。生産終了となったデイトナはコレクターの収集対象になりますので、付属品がたくさんあることはもちろん、当時の年代と整合性は取れているかもポイントの一つです。付属品がないからといって買取ができないなんてことはありません、喜んで高価査定いたしますのでご安心ください。

③保証書の日付

Ref.116520には多くのマイナーチェンジがありますが、製造年が新しければ新しいほど相場が高い傾向にあります。Ref.16520では古い方が高い傾向でしたが、Ref.116520に関してはその逆です。

 

Ref.116520の買取相場は?

更新日:2024年10月26

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デイトナ SS ブラック 鏡面バックル Ref.116520

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 ~3,000,000円


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デイトナ SS ホワイト 鏡面バックル Ref.116520

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 ~3,000,000円

○未使用品買取価格の適応条件

・最新の保証書で日付が1か月以内

・付属品が全て揃っている

・当店の規定に基づき、未使用と判断できるもの

○中古品買取価格の適応条件

・保証書が無記載ではなく、最新の保証書で日付が6カ月以内

・付属品について年式相応のものが全て揃っている

・目立った傷や打ち傷がない

・バックル、リューズに損傷がなく正常に機能している状態

 

Ref.116520の質・買取は大黒屋質上野御徒町店へ!!

いかがでしたでしょうか?Ref.116520は実用性や耐久性を向上させながら、定価の上昇もありつつリーマンショックで相場下落もありつつ結果的には相場が急上昇と激動のモデルでした。古くからの時計好きの方ではデイトナ=Ref.116520を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

・最新のRef.116500LNが欲しいから、売却して購入資金に充てたい

・リーマンショックの相場が安い時期に買ったから、もう現金に換えようかな

・クロノグラフに飽きちゃったから、3針のシンプルなモデルを検討中

・ロレックスはみんな持ってるからパテックフィリップ、オーデマピゲでも買おうかな

 

という方、ぜひ大黒屋質上野御徒町店を選択肢の一つにお考えください!

また、「俺のRef.116520は今いくらまで上がっているんだ?」「リーマンショックの頃に買ったけど、今売ったらいくら儲かるんだ?」という方も是非当店へお持ちください!!

 

お読みいただき、ありがとうございました!!

 

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