皆さん、こんにちわ。
ボチボチ、この車両の記事も最終章にしたいと思います。
まっ、書きたいことの8割以上は書けたかと思います。
タイトルですが、、、古い車に乗る限り、ずっとメンテナンスは続きます。
機械に自然治癒能力はありません。「いつの間にか直ってた!」なんてことはありません。必ず壊れる方向に進みます。
ですから、「安く乗ろう」なんて考えずに、定期的で良いですから、メンテナンスをしてください。結果的に乗りっ放しより、安く安全に乗れると思います。
安く乗りたいなら、ご自身でメンテナンスの全てをやればいいわけですが、それは上級者や超変態です。
一般の方は出来るところはご自身でやり、出来ないところは出来る人に頼むのがベターです。
そういうことを踏まえて、最終章を書いていきます。
昭和50年代のジーゼル車である、このランドクルーザーBJ41Vですが、燃料装置のメンテナンスは、、、記録簿に記載が無ければ、メンテナンス時期です。
やっておいた方が無難です。
私のところでは、基本的に噴射ポンプオーバーホール(外注)、噴射ノズル(新品orオーバーホール(外注))、燃料フィルター交換、燃料ホース2本(外注製作)交換をします。
※車両への組み付けは勿論私自身でします。
※ココの燃料ホース2本共、生産中止ですので製作してもらってます。
車検で黒煙モクモクで不合格になってからでも別に良いですが、黒煙モクモクの車両は運転してても調子が良いわけないです。
金銭的に厳しい場合は、ちょっとアレコレ調整(苦笑)はしますが、それさえやっても不合格なら、メンテナンスをやるしかないです。そんなに甘くはありませんので(苦笑)
こんな感じでオーバーホールから戻ってきます。
こんな感じに組み上げていきます。
ココは、「1カ所だけ」とかやっているなら、ある程度まとめてやった方が効果的ですし、工賃考えたら、、、1回で決めたくないですか?
続いて、純正PTOウインチについてですが、使わないなら外した方がいいです。
この車両もそうですが、PTOそのものからのオイル漏れ、フロントへ続くシャフトのスプラインのガタ、ユニバーサルジョイントのガタ等見受けられます。
またシャフトがあるお陰で、レリーズシリンダー周りのメンテナンスがやり辛いので、必要ないなら取ってしまいましょう。
見てくれだけ重視なら、フロントのウインチだけ乗せておくのも良いですが、シャシの突先に重量物を只乗せておくだけで、ステアリング操作が悪かったり、勿論フロントヘビーですし、燃費やタイヤの摩耗にも影響します。
オレンジの液体ガスケットをてんこ盛り塗布して取り付けても、PTO本体からオイル漏れしていては・・・(遠い目)
私のところでは、PTOを取り外してウインチ無し車用のメクラ蓋を取り付けます。
現在生産中止ですが、まあ、、、何処かにはあると思います。
それと、トランスミッション&トランスファの下は全体的にオイリーなので、全体的に清掃して、油脂は勿論交換して、しばらく乗ってもらいます。そうすればどの辺りから滲み出ているか、ある程度見当がつくと思います。先ずは良く観察することです。
続いて、クラッチ関係ですが、Instagramに動画を載せました。
レリーズフォークブーツの切れはアウトです。勿論交換です。それと調整がアレですね(苦笑)(動画参照)
クラッチは基本的にレリーズシリンダー側で調整し、そのあとにペダル側を診て、適宜調整しましょう。
時々こういうペダルの車両がありますが、基本的にはブレーキペダルと同じ高さにしてください。
それから(必要なら)マスター側のロッド調整をしてください。
パーキングブレーキなどもそうですが、室内のレバーの調整をする前に、ドラムブレーキ内の調整カムを回して調整してください。それから(必要なら)室内のパーキングレバーの調整をしてください。
続いて、マフラーですが、、、お預かりしているこの車両のマフラーは・・・
排気漏れも(泣)付け方が・・・
マフラー前後、勿論生産中止です。海外からだと新品が取れますが、如何せん運賃が(泣)程度の良い中古を探そうと思っています。
続いて、ゴム関係ですが、部品の供給があるなら、どの部位に関しても全交換した方が良いです。
噴射ポンプ上の透明のホースもカチカチになっている車両が多いです。
トランスファに入るバキュームホースです。
マスターバックから出ているバキュームホースも出ないと思いますが、こういう特異なレイアウトなホースも追々在庫しておこうかとは思います。
取り敢えず、こんな感じでしょうか。。。
何か書き忘れた気もしますが。。。
気付いたら、また何か書き足したいと思います。
ではでは、また。