皆さん、こんにちわ。
気持ちが途切れないうちに書きていきます。
前の記事(ハブ&ナックル)で結構エネルギーを消耗しましたが、何とかキーボードを叩いています。
色んな車両を触らせて頂いて思うことは、その車を整備した人の性格とか考えが仕事(作業)に現れているということ。
良いも悪いも一貫性があると思います。
適当な人の仕事はどの部位の作業を見ても適当ですし、キチンとした人の仕事はどこの部位をやらせても、やはりキチンと組まれてます。
質(クオリティ)は細部に宿る、なんて言いますが、ホントそうです。
良い仕事を心掛けたいものです。
さて、本題に入っていきますが、あまり細かく書いてしまうと小論文になってしまいそうなので、掻い摘んでいきます。
ブレーキキャリパーは記録簿を見ると、シールキット交換(オーバーホール)をされていますが、(ハブ&ナックル)の記事を思い出してください。
ブレーキ整備も同じようなレベルだと思いませんか?
ブーツリングの組み方見ても色々と連想させます。
ピストン虫食いのまま組まれているかも・・・なんて考えたりして。
リヤのドラムブレーキはホイールシリンダー及びライニングも全交換と記録簿には記載されてます。
セミフローのドライブシャフトが何故外されている?と思われ方もいると思いますが、それには訳があります。その記事はリヤデフの章で書いていきます。
アレ?ドラムが外れなくて、サービスホールにボルト入れて外したんでしょうか?
こんなにめくれてましたっけ?
リヤドラムブレーキは点検して、必要ならライニングを組み直したりします。
続いて、、、この車両は所謂前期型なのでパーキングブレーキはセンターブレーキ(ドラムブレーキ)を採用してます。
プロペラシャフト外して、、、嗚呼~
ロックナットって言うけれど、これでは加締められませんし、締め付けトルクも・・・こんな数百円の部品(ワッシャーも含めて)、何度も再使用しちゃ駄目ですよ。。。
作業者の仕事の一貫性をこういうところに垣間見えます。
どういう考えなのか、どういう性格なのか、見えてきます。
で、ドラムを開けました。
ライニング、オイリーですね。
ミッション、トランスファ含めて下回りが全体的にオイリーなんで、ココは取り敢えず、バラしてオイルシールの交換をしてみます。
ドラムは生産中止なのでオイルシールの当たり面はペーパーやすりで磨くくらいしか出来ません。
で、ここで「アレ?」と思いませんか。
液体ガスケットではありません。コーキング剤の様なものが塗りたくってます。。。
バラシてから、考えることにします。
続いて、ブレーキマスターシリンダーですが、6月に車検をしたのに液面が下がっています。少し漏れているんでしょう。
いつメンテしたか分からないものを分解して、リペアキット使って直そうとは思いません。
部品が出るうちにAssy交換です。一旦リセットです。勿論Pバルブも交換です。
現在はトヨタヘリテージパーツで前期型のタンデムマスターシリンダーの供給がありますが、この時は無かったので海外から部品を仕入れました。
勿論アイシン製です。
ブレーキホースも消耗品です。勿論全交換です。特にショートモデルのリヤ側のブレーキホースの交換作業はやり辛いです。燃料タンクとフレームの間に工具を入れますが、かなり狭いです。タンク降ろせば楽勝ですが、、、(苦笑)
以上アレコレ書きましたが、、、いつも同じようなことをしている気がします(苦笑)
定期的にメンテナンスしているような車両なら、こんなには・・・なんて思いますが、部品調べもかなり時間が掛かります。作業そのものも面倒臭い個所もあります。
だから手付かずだったり、やっつけ整備だったりが多いです。
手を抜いた分だけ、後々しわ寄せがきます。
新たに憧れの旧車を手に入れた方は、その辺のことは頭の片隅に入れておいてください。
入手時から程度の良い旧車なんてそうそうないですから、「俺が直してやる(本人or出来る人任せ)」くらいの気持ちでいてください。
疲れましたので、今日はココまでです。
ではでは、また~