皆さん、こんばんわ。

 

私の住む茨城県某市は朝方雨が少し降りましたが、日中は晴れたり曇ったりでパッとしない天気で、それでも30度オーバーで、しかも蒸し蒸し、、、嫌になってしまいます。。。

 

さて今夜は先日の記事の続きをしたためたいと思います。

 

古いディーゼル車(ランドクルーザー)の燃料噴射ポンプの記事を書きましたよね。

 

要は燃料供給装置のことですが、「燃料系は噴射ポンプだけメンテナンスすればOKでしょ?」などと聞かれることがありますが、、、エンジンに燃料(軽油)を供給するシステム経路は簡単に言うと、「燃料タンク→フィードポンプ→燃料フィルター→噴射ポンプ→噴射ノズル」です。(リターン経路は取り敢えずおいといて)

 

ぶっちゃけて言うと、そのどれもが消耗品です。

 

出来るなら、噴射ポンプオーバーホール+ノズルオーバーホール+燃料フィルター交換、その他ゴム関係のホース類の交換等やって頂けると安心して乗れるとは思います。(全て新品交換なら最高ですが・・・)

 

長期冬眠車は燃料タンクの中も掃除して頂けるともっと良いです。

 

では、どういう場合にメンテナンスな頃合いか、、、というと、車検時のディーゼルスモークテストがNGなもの、燃料漏れや潤滑油の漏れも当然ですが、エンジン始動がかなり遅かったり、始動時に大量の黒鉛、加速時大量の黒鉛、アイドリング出来ない、エンジンが吹けない、等々色々あります。

 

私のところに来て頂いている年式の古い車両や過走行な車両で、やった形跡や履歴の無いものはお客さんと相談してやらせて頂いてます。

 

まっ、イメージ沸かないですよね?

 

噴射ポンプを外すとこんな感じになります。(この後INマニやノズルも外します)

 

で、噴射ポンプとノズルをオーバーホールに出し、出来上がったものがコレです。

 

で、更にデリバリーパイプも清掃。

 

更に、、、このお車は以前の記事にも書きましたが、多分エンジン周りはかなりオイリーだったと思います。

 

スチーム洗浄しても全ては洗えません(販売業者さん)。バラしてしまうと誤魔化せませんから(笑)

 

で、こんな感じに清掃。勿論スロットルバタフライも清掃しておきました。

 

それと、このホース2本は交換歴が無いものやゴムがカチカチなら交換しておいた方が無難です。必ずにじんだり漏れたりしてきます。。。が、実は既に生産中止の部品です。

 

私のところではワンオフ製作していただいています。

 

そういうことで組んでいきます。

 

燃料フィルターも交換、上記したホース2本も交換、スロットルバルブ両脇のバキュームホースも交換しました。ゴム関係は出来るなら全部交換したいくらいです。

 

あっという間に組み上げてるように見えてしまいますが、部品調べや供給、手配の問題等ありますから、なかなか進まないんです。

 

そこを挫けず淡々とやっている、そんな感じです。

 

 

壊れる前にメンテナンスする。或いは壊れてから修理する。

 

貴方ならどちらを選びますか?

 

修理する側の人間から言わせて頂くと、前者の方が「長く乗ることを前提なら安くあがる」と思います。それと安心感が段違いです。

 

※今回はランドクルーザー40系でお話させて頂きました。

 

 

今夜はこの辺でお開きです。

 

ではでは、また。