皆さん、こんばんわ。

 

日曜日の夜なのに、、、訳があって、まだ晩酌をしていません。多分深夜に寝酒程度になるでしょう(泣)

 

さて、相変わらずな状況ですが、基本的には1台ずつシコシコ作業しています。

 

複数台同時進行なんていうマルチタスクをやるとキャパオーバーで体もメンタルもやられてしまいますので極力やらないようにしていますが、、、なかなか難しいです(苦笑)

 

 

さて、以前から書いていますが、お初のお車に関しては「最初から100点は求めないでね」と言ってます。。。が、30点では話にならないので、60点位を取り敢えず目指して提案&作業をしています。

 

特にお初で触らせて頂く、古い&過走行のランドクルーザーにおきましては、消耗品の交換が疎かになっているもの、お漏らしをスチーム洗車で誤魔化しているもの等多々見受けられます。

 

そのツケを私のところで払わされるような感じになってしまいますが、一旦ある程度の状態にしてしまえば、あとはそれをキープ&プラスアルファしていけば、それなりの状態には出来ると思います。

 

そんなわけで書いていきます。

 

部品の入庫状況を勘案して、出来ることからやっていきます。

 

先ず、フロントキャリパーのオーバーホール(リペアキット交換)ですが、ピストンがなかなか抜けず、、、

で、ピストンはこんな感じですが、円筒部(シールの当たり面)に虫食いがなければ、ペーパーやすりで軽く磨いて組付けます。

 

 

 

 

 

 

 

続いて、ディスクローター(以下ローター)がかなり減っていましたので、ローター交換をしますが、ホイールのスタッドボルトを抜かないとハブとローターが分離できませんので、プレスで抜いて、新品のスタッドボルトも同時に交換です。(※プレスを使用します)

 

勿論、こんな状態のベアリングも交換です。(※ハブもナックルもリセットの意味も含めてベアリングは全交換です)

 

 

で、こんな感じになります。

 

 

続いて、リヤハブ関係にいきます。

アクスルシャフト・オイルシールからデフオイルがハブ内に侵入してグリスというよりデフオイルによってオイリーに。。。勿論、ハブの中のグリスもずっと交換されていないようでしたので交換です。

 

で、残念なことにアクスルシャフトのオイルシールの当たり面が線傷(泣)

更に、アクスルシャフト外す時から分かっていたことでしたが、スタッドボルトのネジ山がNGでした。どうしても修正出来ないところがありました(※フロントもNGでしたが、頑張ってねじ山修正しました)

 

 

よって、リヤハブのアクスルシャフト取り付け部のスタッドボルト&コーンワッシャー、平ワッシャー、ナットは左右全交換します。。。が、このスタッドボルトがなかなか緩まない(泣)

 

兎に角、根気強くやるしかないのです(苦笑)

 

で、スタッドボルト関係が入荷しませんので、ベアリングの交換(打ち換え)とドラムブレーキの組み直しもしました。

 

 

 

で、こんな感じに。

 

ドラムブレーキをバラして、組み直して、ハブを取り付けます。

ホイールシリンダ内はフルード漏れもなく、錆も無いので今回は点検だけです。

 

 

明日、プリロードを測りながらハブの締め付けもします。

※アクスルシャフト・オイルシールも交換済みです。

 

続いて、ナックル部ですが、キングピンベアリングが1個入荷してなかったので、後回しにしていましたが、ようやく入荷したので、先ずはキングピンベアリングの台座を新品に打ち換えて新品のベアリングを組み、起動プリロードを測りつつの測定。で、某寸と某寸の引き算をしてシムの厚さを選定します。

シムが入荷次第始めていきます。

 

と、まあ、現在こんな状況です。

 

まだまだ道半ばです。こういう地味な工程が続きますが、これが後々効いてきます。

 

また、バラしていくとNGなところが更に発見なんてことも多々あります。

 

そういうときは臨機応変に対応していくような感じですかね。

 

 

取り敢えず、今夜はここまでです。

 

ではでは、また~