みなさん、こんにちわ。
昨日、昨年8月からメンテナンスでお預かりしていたランドクルーザーBJ41の車検が合格しまして、長丁場でしたので本日はまったりモードです(笑)
まっ、その記事はまた後日で。
今日は以前記事にしたMGTDのその後を書きます。
現在までの流れの全てを書くと、また長丁場になってしまうので、少しずつ書いていきます。
前回はボディとフレームを切り離したところまで書きました。
このフレームは車検証がついているので、フレームはブラストをかけて、粉体塗装をしてもらいます。
で、出来上がったフレームはこんな感じになりました。良い感じです。
ブラスト後にクラックが見つかったので、それも溶接してもらい直しました。
で、白い方の個体(車検証無しの部品取り車)をバラすためにリフトに載せました。
※実際、作業はもっと進んでいます。
流石に昭和60年2月から検切れしている即身仏のエンジンを直せる技量は私には無いので、部品取り車の方のかろうじて掛かるエンジンを手直しして使おうと思っていましたが、、、暗雲が立ち込めます。
最近では、こういう光景もなかなか見られません(苦笑)
白〇の辺りに「MG」のロゴが刻印されています。
だから車検証には・・・原動機(エンジン)型式「MG」と記載があります。
で、白い個体のエンジンには・・・その場所にその刻印は・・・無い(泣)
で、私のホームの水戸の陸運支局に出向き、問い合わせしたところ、「二つのエンジン(1250cc)の同一性を証明してください。同一だと証明出来れば、その証明書類を添付して新規登録、出来なければ構造変更登録(原動機変更)となります」と。。。構造変更だと書類関係が大変そうなので、何としても同一性を証明しなければ、となります。
部品取り車のエンジンを使わないと、個人的に厳しいので、色々調べました。
この手のクラシックカーは・・・ボディにメーカーのコーションプレートなど貼り付けられています。
そのコーションプレートには車体ナンバー(車検証記載&フレームに刻印)とエンジンナンバーが記載されています。
エンジン本体にもエンジン番号の記載のあるプレートが貼られています。
赤〇を見てください。「XPAG」と記載されています。
実はMGTDの原動機型式は「XPAG」です。「MG」なんてエンジン型式のエンジンは存在しません。昭和25年以降(昭和25~28年生産)日本国内に輸入されたとき、便宜上そう記載されたと検査官から聞きました。
※その当時エンジン型式とか分からなかったので、「MG」の刻印をそのまま記載したとか、、、
話は戻りますが、起こす個体と部品取り車のコーションプレートを見ると、どちらもボディとフレーム、エンジンが記載、刻印ともに合ってました。これをマッチングナンバーなんて言います。
上記から、お互いにそれぞれ、エンジンやボディの載せ替えが行われていないオリジナルであるとすると、書籍上、車体ナンバーから1952年式と1953年式で、しかもMGTDの中の「TD2」という同一のモデルと判明しました。
これを書類に起こして、水戸の陸運支局へ持って行き、読んで頂いたところ、検査官から「OK」を頂きました。
実は、書籍に載っていた画像は「MG」の刻印の無いエンジンでした。
だから「イケる!」と思っていました。
エンジンの件でかなり悩みましたが、これで悩みの9割は解消しました(笑)
取り敢えず、今日はココまでです。
ではでは、また。