続きまして、リヤブレーキ&ハブ編にいきます。
考え方はフロント同じです。
と、その前にフロント輪のナックル裏の画像を載せておきます。
それと私がオーバーホールした別のランドクルーザーのナックル裏の画像も載せておきます。
何でナックル周りがオイリーなの?それはアクスルハウジング内のドライブシャフトの刺さっているところのオイルシールの劣化により(センターがズレていたりして)、デフオイルがナックル内に侵入して、ナックル内のグリスと混ざり、ナックル内のグリスが液状化して漏れます。だからナックル裏がオイリーになります。
まっ、組み付け方にもよりますね。センター出し(シム調整)をしないと直ぐに漏れたりもします。
はい、リヤ輪にいきます~
ホイールシリンダーからのフルード漏れはありませんでした。で、多分カップキット(リペアキット)は近年交換されています。ライニングも無いところでも4mm以上ありますので、ココはOKとします。(リクエストがあれば組み直すこともします)
こういうところ(ドラム内のパーキングブレーキワイヤー)は部品が出るうちに交換しておきたいところです。
ドラムなんですが、ここもフロントのディスクローターと同じくエッジが立っています。また段付きもしています。
続いて、アクスルハウジングの上を通っているパーキングブレーキワイヤーです。アクスルハウジング部に留まってますが、ここのブッシュが砕けてガタガタになります。これもインスタの方に動画を載せましたので、興味のある方は観てください。
続いて、ハブにいきます。
この車両はフルフローティングタイプなのでドライブシャフトを抜けば、ハブが分解出来ます。
この画像だけではどういう風にメンテナンス(オーバーホール)するか、分からない人もいますでしょうから、別のランドクルーザーの作業画像を載せて説明していきます。
流れとしては、ドライブシャフトを抜いて、ハブを外して、分解、清掃、点検、適宜ベアリング交換などして組み、アクスルハウジングに取り付ける、です。
※ディスクブレーキですが、フルフローティングタイプです。
コレがハブです。デフオイルが回ってグリスに侵入。で、こんな感じになってしまいます。オージー帰りのHZJ78Rでしたが、かなりオイリーでした(苦笑)
ベアリングもご覧の通りです。ずっとグリスを交換しなければこういう感じになります。「ガタが無ければ触らない」も選択肢ですが、ベアリングが逝ってからだと当然交換になりますが、定期的に開けていればグリス交換でかなりもちます。
こんな感じです。
まっ、どこまでやるかです。100点は求めないにしろ、駄目なところはやらないと危険ですし、車検も通りません。
だから、定期的に開けて点検、グリス給油などの地味な作業が長い目で見ると安く済むんです。
結構分かり易く画像を使って説明しましたが、分かりましたでしょうか?
書き忘れもあるかもしれませんが、取り敢えずリヤ周りは以上です。
次回もお楽しみに。ではでは~