皆さん、こんばんわ。

 

何だか知らないうちに、ランキング117位になってしまい、嬉しい限りですが、また執筆をサボり、奈落の底まで落ちるでしょう(苦笑)

 

とは言え、「速くて安くて・・・」「部品供給が・・・」の記事が、今風に言うとバズったみたいです(笑)

 

さて、今日は何を書こうかなぁと思いますが、タイトルの「黄泉帰り」ですが、、、「黄泉の世界から帰る」、、、所謂、「長い年月寝ていた車を起こす」と解釈して頂いて結構ですが、この手の仕事は非常に長いスパンで物事を考えないと出来ません。

 

全ての部品が簡単に入手出来るわけも無く、あっても高価、、、しかも修理書などの参考資料が無いと難しいです。

 

私もお陰様で整備士としてトータル20年以上やらせて頂いていますが、、、レストアをされている業者さんを何人か知っています。。。が、車を預かったまま数十年リフトに上がりっきり、敷地に放置など色々見てきました。結局万歳なんてこと、、、まぁ、よくあることです(苦笑)

 

長く寝ていた車を、私は「即身仏」と呼びますが、どういう状態で寝たのかで、起こし方が違ってきます。健康なまま寝かしたか、エンジンが壊れたからそのまま寝かしたとか、室内で寝かしたか、雨ざらしで寝かせたか、、、条件によって難易度も段違いです。

 

前振りが長かったから眠くなっちゃいましたか?(笑)

 

実は私のところで数年前からお預かりしているお車があります。

 

 

MGTDという車(英国車)です。ググって頂ければ分かりますが、1950~1953にかけて約3万台が生産されています。

 

今で言うところのライトウエイトスポーツカーです。

 

私は天才でも名工でも無いので、色々調べたり、部品を購入したり、勿論修理書も入手しました。。。が、非常にハードルが高かったです。

 

でも、簡単に諦めるにはわけにはいきません。性分ですから(苦笑)

 

で、ずっと部品取り車を探していました。

 

苦節数年、見つけることが出来、購入出来ました。

 

書類無しですが、ありがたいことに辛うじて実働です。

 

ボディや内装も多少手直しはするにせよ、腐っているようなことも無く、良い状態です。

 

 

 

計器類、内装も非常にシックな雰囲気です。

 

でも、残念ながら書類が無い車ですから、登録出来ません。

 

よって、この車の部品を使って、黒い個体のフレーム(書類あり)と合体させます。

 

簡単に説明すると、、、こういうことです(笑)

 

 

 

最後の画像は要りませんね(爆)

 

まさか、ここにきてこのスキルが英国車に活きるとは(笑)

 

脱線してしまいましたね。。。

 

部品取り車の機関的な部分も手直ししないといけませんが、なにせ取り敢えず動いていますから、作業は楽です。オイル漏れはしていますから、リフトに挙げて診てから判断します。

 

フレームは奇麗にして塗装します。

 

私、一応、、、令和の宮大工を目指していますから(笑)

作業の状況は定期的に上げていければ、と思います。(オーナーさんに許可もらいます)

 

「黄泉帰り」、、、皆さんの心の中には何か残りましたか?

 

今夜はここまでです。

 

ではでは、また~