皆さん、こんにちわ。御挨拶、本日2回目です(苦笑)

 

前の記事で、おもいっきり脱線してしまいました。。。自我をコントロールするのはなかなか難しいですね(笑)

 

心を鬼にして、本線を死守していこうと思います(笑)

 

さて、いきます。

 

先ず、良いところを先に挙げていきます。

 

電装系・・・

 

 

オルタネーターとセルモーターがリビルト品に交換されています。(記録簿記載)

更にバッテリーも2個交換済です。

 

 

ミッション~フレーム間のアース線は要交換ですね。

出来ればフレーム~バッテリー⊖間のアース線も交換したいところです。

 

続きまして、冷却水関係・・・

 

記録簿によると、ラジエーターコアオーバーホール。ウォータポンプ交換。サーモスタット交換。ラジエーターアッパータンク見ると、確かホークリフトの物を加工して作ってあるんだと思います(私のところはそうしてます)。それに付随して水回りのホースとバンドは交換済み。ヒーターバルブも交換済み。ファンベルトも交換してありますね。

ホースも取り付け方など・・・な場所もありましたが、内容的にこれだけやってあるだけで超お得です。

 

続きまして、燃料供給装置関係・・・先に書いてしまいますが、噴射ポンプから軽油が漏れています。(じゃじゃ漏れでは無いです)

 

 

 

 

ココは遅かれ早かれ要メンテ箇所です。私のところでは噴射ポンプはオーバーホール(外注)してもらい、それを取り付けて対応しています。それに付随してフィルターも交換です。部品の供給があるなら一緒にノズル交換も勿論アリです。交換歴が無いならやった方が良いです。

 

それとココのホースは要交換です。最低でも部品を入手しておくことをお勧めします。必ず漏れます。残念ながらこのホースは生産中止だったと思います。うちではワンオフで作ってもらっています。

 

続いて、エンジンオイル関係ですが、、、駆動関係の記事でも書きましが、エンジン周りオイリーです。記録簿ではタペットカバーパッキンは交換されていますが、見てみるとエンジン裏側、プッシュロッドカバー側、下回りは勿論オイリー、、、

 

画像を見てください

「修理は推理だ!」と某オールドタイマー誌にそんな記事があったような気がしますが、色々想像出来ます。かなり漏れ漏れだったんだと思います。相当オイル管理が悪かったんでしょうね。

 

 

 

フロントパイプの内側にも結構積もってます。

 

オイルエレメントの滴も気になりますが、オイルプレッシャースイッチも滴っています。

 

ヒータバルブ新品は良いんですが、バルクヘッド赤色部分に、、、エンジン裏側もかなりオイリー。。。

 

それと、、、

 

プロペラシャフトの塗装(シャシブラック)が剥げてます。

プロペラシャフトの上にブローバーパイプが見えますよね?

 

お客さんが乗ってきた時から話に出ましたが、ブローバイガスが多いです。目視でも分かるくらいです。(ランドクルーザー4♯系B型系列のエンジンはブローバイガスは大気開放です)

 

ブローバイガスによって塗装が流されてしまった、ということです。

 

ブローバイガスが多いということは、当然エンジンオイルの減りも正常なものより多いと思います。

 

色々考えていると・・・エンジン降ろして、中見てみたくなってしまいます(笑)

 

まっ、取り敢えず、オイルの粘度を変えてみたり、そういう症状に効き目があると言われている添加剤なんかを試すのも良いと思います。

古い大先輩(整備士)が「あんなの入れても直るわけないだろ」と言う方もいますが、試すことは悪いことではないと思います。

 

致命的な症状が見られるまで様子を見ながら乗ることも一つの案ですが、ブローバイ云々は別として、オイル漏れは出来るだけ直していきたいですね。放置しておくと良いことないですし、症状は進みますから。

 

これはステアリングギヤボックスから漏れたオイルがフレーム→リーフスプリングへ垂れてる画像ですから、別案件です。

 

それとバキューム関係のゴムホースも要交換です。

 

 

水回りにホースだけでなく、どの部位でもそうなんですが、ゴム関係は交換歴が無い、或いは古いものが付いているなら、要交換だと思ってください。

 

あと、、、マフラー吊りゴムも要交換です。ガタガタです。

ココだけでなく前側から全数交換出来るなら(供給あるなら?)やった方が良いです。

 

・・・取り敢えず、こんな感じですかね。

 

カルテ①からカルテ⑥まで書いてきましたが、私が見てきたランドクルーザーの中では良い個体だと思います。フレームとボディがマトモなだけでも優良だと思いますもん。酷い個体、結構ありましたね。。。(遠い目)

 

機関は、、、30年以上前の車ですから、歴代のオーナーさんが何人いるか分かりませんが、メンテをサボったら次のオーナーがそのツケを払わされるわけですから、これは仕方ないですよね。

 

車検証入れに今回の販売店の記録簿以外に入ってなかったのは、正直もやもやしますけど(苦笑)

 

そういうわけで、この記事をもってBJ41のカルテの話は終わりです。

 

このシリーズ、皆さんはどう感じましたか?(笑)

 

コメントしたくてウズウズしている人もいるんじゃないですか?(笑)

 

遠慮なさらずコメントしてくださいね。

 

 

ではでは、また~