退院の日、とにかく退院したくてたま らない爺さんは、予定時間を待てずに朝一番に退院手続きを済ませて面会室で家族の迎えを待っていました。
もっとも、その時点ですでに爺さんがいたベッドには次の患者さんが入っていましたから、病院側と爺さんの希望が一致したのでしょう。
病院に入院するには元気になりすぎた爺さんです。
爺さんは退院前には腹水を出していたチューブも外れたのです。
しかしそうは言っても穴はそのまま。穴を確保するために埋め込んである小さな管も体に入ったままの退院となりました。
それでもまあ、腹水を貯める袋をつけたまま退院していく人を何人もみてきましたので、それに比べれば幸運なほうでしょう。
病院に入院している中での元気と、病院外の生活を送るために必要最低限の健康とは大きな開きがあるのです。
とりあえず、3ケ月全く歩いていない爺さんが片道2時間半の道のりを普通に帰ることは不可能ということで、ワゴン車に横になりながら帰宅することにしました。
それでも、車の振動は傷に響くし、何より季節がいいとはいえ、久しぶりの外気
帰り着くころには、くたくたに疲れ果てた爺さんは、自宅に着くとベッドにも入らず居間で寝入ってしまいました。
もっとも、その時点ですでに爺さんがいたベッドには次の患者さんが入っていましたから、病院側と爺さんの希望が一致したのでしょう。
病院に入院するには元気になりすぎた爺さんです。
爺さんは退院前には腹水を出していたチューブも外れたのです。
しかしそうは言っても穴はそのまま。穴を確保するために埋め込んである小さな管も体に入ったままの退院となりました。
それでもまあ、腹水を貯める袋をつけたまま退院していく人を何人もみてきましたので、それに比べれば幸運なほうでしょう。
病院に入院している中での元気と、病院外の生活を送るために必要最低限の健康とは大きな開きがあるのです。
とりあえず、3ケ月全く歩いていない爺さんが片道2時間半の道のりを普通に帰ることは不可能ということで、ワゴン車に横になりながら帰宅することにしました。
それでも、車の振動は傷に響くし、何より季節がいいとはいえ、久しぶりの外気
帰り着くころには、くたくたに疲れ果てた爺さんは、自宅に着くとベッドにも入らず居間で寝入ってしまいました。