僕の働いてる病院は月3000円が給料から引かれるのですが、福利厚生の一環で国内外問わず格安で旅行ができるのです。家族同伴OKしかも有給休暇で。こんな病院なかなかない気がします。

 

行き先一覧のカタログが配られ、ホテルと航空券だけ病院が手配。

 

ハワイやヨーロッパとかいろいろあったけど、今年は直感でボルネオ島の一部、マレーシアのコタキナバルに決めました。

 

週末、いつも通り仕事を終えて気分ルンルンで山手線に乗る。総武線が2本連続で中野止まりでもイライラしない。(高円寺は三鷹行きじゃないと帰れないのである。)

 

南国に行くのでちゃちゃっと荷造り。

 

 

 

朝9:30のマレーシア航空のフライトで、成田からコタキナバルまで直通7時間。

 

長男暗殺事件で今話題のクアラルンプールは経由しません。

 

真冬の東京から気温30℃の南国で着陸と同時にテンション最高潮。

 

 

まずは街を知るためにランニング。

 

 

 

調子に乗ったこのジャンプ直後、左殿筋をやや負傷する。

 

 

 

 

ちなみに海岸線はランニングロードがちゃんとあって、安全に走れるのです。

 

しっかり毎朝走りましたが、真冬→真夏のランニングは体が慣れず熱中症リスクが急増してしまうので注意した方が良さそう。

 

 

コタキナバル夕は夕日が綺麗でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、アジアに来たらやっぱりマッサージ。

 

僕のお願いしたフットマッサージは30分550円ぐらい。

 

全身1時間やっても2000円しないぐらいだったと思います。

 

時々激痛ですが、フライトで浮腫んだ足とランニングの疲れを癒してくれました。

 

 

 

 

ご飯。マレー料理は辛党の僕にとって至福のとき。

 

チャーハンに鷹の爪入ってるしソースも爽やかスパイシー。

 

 

 

夜は海沿いのバーで飲む。

 

 

 

シーシャを挟んで頭がフワフワして来たら、

 

 

 

ホテルで飲む。

 

  

 

 

二日酔いで朝を迎え、港からサピ島へ行く。

 

出発時間は人がそこそこ集まったらという何ともアジアンチックなシステム。

 

美脚韓国人の姉ちゃんグループとおしゃれヨーロピアンなバックパッカーが乗り合わせて、いざ出発。

 

 

 

 

治まりつつあった二日酔いに船酔いが襲いかかるが、吹っ飛びそうなぐらいのスピードで20分ほどでサピ島に到着。

 

 

 

 

 

 

世界中からバックパッカーが集りそうな島ですが、もちろんイスラム圏なのでノーヌーディスト。

 

 

 

コインロッカーに荷物を預けてシュノーケリング開始!

 

 

 

 

プカプカ浮いてると海水面の波で二日酔いがぶり返し吐きそうになったので肌を焼く。

 

 

 

 

帰国後、急激な日焼けによる患部のかゆみで気が狂いそうになった・・。

 

 

ジャングルトレッキングをやりに町からタクシーでロッカウィ動物公園も行きました。

 

 

 

 

40分ぐらいかかりますが、2500円ぐらいで行けます。

 

オラウータン

 

 

マレーグマ

 

 

トラ

 

 

 

クジャク

 

 

 

他にも南国っぽい鳥やカワウソとかもたくさんいて、動物のエサやりツアーやアニマルショーもやってました。普通に大満足。

 

 

帰り、山の中で流しのタクシーがなくちょっと困りましたが、屋台のおっちゃんがタクシー呼んでくれました。

タクシー待ってる間は椅子も出してくれて。喉乾いたんでコーラを注文。屋台の娘さんは聞いたことないめっちゃかっこいい日本のロックをかけてくれて、初めてそれが”ワンオク”と知りました。

 

ONE OK ROCK - The Beginning 

 

ONE OK ROCK 横浜スタジアム Wherever you are

 

何これめっちゃかっこいい。

 

楽しかったコタキナバル。

 

親日家で優しいマレーシアの人。

 

 

現地通貨を使い切ってしまってチェックアウトの時にチップを置けなくなったので、ベッドの所にあったメモ帳を正方形に切って鶴折って置いてきました。 

 

 

英語で

 

”ホテルへの感謝とお金使いすぎてチップ置けない代わりに日本の文化を置いて行きます”

 

と一筆添えて。

 

 

最後に空港で起きたプチハプニング。

 

基本的にはイミグレーション通過後に買ったペットボトル飲料は持ち込みできるのですが、マレーシアはNGらしく。

 

小さな売店でカニの絵みたいなのが書かれた白い箱の煎餅の上に、なぜか日本語で

 

「水ガには飛行機へ持ち込めません」

 

と一言。

 

〜以下、我々の会話。〜

 

みんな;「リンギット使い切るために水買おうかな〜」

 

店員のおばちゃん;飛行機を指差し「No.」

 

僕;「いや、チェック終わったんでもう水持ち込めると思いますよ。」

 

英語がわからないのかジェスチャーでペットボトルはダメだみたいな事を伝えようとするおばちゃん。

 

僕;「ん?水ガに??」

 

誰か;「このカニの煎餅ですかね?」

 

満場一致で;「あ〜確かにカニは持ち込めないっすよね。」 

 

今思えばカニの煎餅がなぜ持ち込めないと結論着いたのかよくわからない。

 

改めてみんなで機内持ち込み用の水を買おうとすると飛行機を指差してから水を指差し、「No.」と言うおばちゃん。

 

どうやら本当らしい。

 

 

一瞬で登場人物全員がアホみたいな空気が漂った。

 

 

なぜ日本語だけの表記だったのか。

なぜ国際空港で英語表記がなかったのか。

なぜ「水は」ではなく「水ガに」 と言うミスを犯したのか。

なぜカニっぽい絵の描かれた箱の上に注意書きを乗せたのか。

 

 

そんな素敵な社員旅行でした。