昨年2014年の4月28日に関西国際空港から夫婦で世界一周の旅に出て、1年が過ぎました。

ちょっと気になることがあるんですけど、

ラッスンて何ですか?


日本のメディアやニュースに関しては浦島太郎状態ですけど、あまりにネットでラッスンってワードが出てくるんでyoutubeで検索してみました。

そしたらね。

恐ろしくつまらない気がするんですよ。

つまらなすぎて呆然としましたが、僕の笑いのセンスがきっと今の日本の流行りについていけてないのでしょうか。


ちょと待てちょと待てお兄さーん。

これ世界一周ブログとちゃいますの?



東南アジアのインドネシアから始まり、地球を西回りで中東、アフリカ、南米、オーストラリアとやや南半球中心に一周。

20カ国。

当初の予定より訪れた国が少ないのは旅先での出会いに左右されたり、

”何かこの場所いいね!”

って
所ではついつい長居してしまったり。

まぁ自由気ままな僕らっぽくていいかなって思ってます。

べつに僕がゆとり世代だからって優柔不断なわけではありませんよ。

タイでのウニ漁もカンボジアでの幼稚園建設最後までの参加もイランでの革命軍による身柄拘束もダハブ沈没もオーストラリアのワーホリも、ぜーんっぶ想定外。

でも本当に、本っ当に一生で1番思い出に残る1年を過ごしました。

胃腸炎で入院したり銃撃戦が間近で繰り広げられたりと危ないことも時にありましたが、無事、日本へ帰れそうです。

帰国はメルボルン国際空港から成田空港まで、去年墜落されたエアアジアさんに搭乗する予定です。

もし最後の最後で最期になっても、まだ海外旅行保険は効いてます。

何かうまいこと言ったわ。

死んだら5000万だったかな・・。

そんなこんなで世界中で出会った友達と繋がって、子どもの頃からテレビや本でしか見たことなかった世界遺産や壮大な景色に心踊って。

”大樹と規子の世界一周”

このブログ、今回の投稿で最期・・じゃなくて最後にしようかなと思います。


長い間心の片隅で気にかけてくれたみなさま、どうもご愛読ありがとうございました。


本当はもう少し長くメルボルンで仕事して、今年の年末ぐらいに帰国しようと思ってたんですけどね。

でも、オーストラリアで働いてて気づいたんです。

稼ぎに来たけど全然お金貯まらない。

っていうかそもそも東京で働いたほうが全然いいじゃないの!って。

ファームでは韓国人チームの下で野菜収穫。シティでは言葉が通じずマッサージでクレームを受け、ジャパレスの面接では飲食仕事未経験でことごとく不採用。笑

のりちゃんは仕事うまいこといってたけど、どうやら僕にはきっと日本が向いてるのでしょう。

しまいにはパソコンの充電器故障するし。


そしてついに悟りました。


これはきっと”母国が呼んでいるのだと。”

作業療法士として東京に返り咲いて、日本のシャバに戻るんだと。



”帰る場所があるから旅ができる”

これ、誰かの言葉。

家がなければ”放浪”

僕のばぁちゃんは”徘徊”

ばぁちゃん!


いや、僕のばぁちゃんは頭しっかりしてる方です。


僕が小さい頃ばぁちゃんに仕掛けたイタズラ気になりますか?

いくつか教えちゃいますよ。

①長靴の中に理科の授業で作ったスライムを入れた。

→ばぁちゃん発狂。


②小さい頃助手席で抱っこしてもらいながら車に乗ってた時、突如おもいっきりリクライニングレバーを引いて抱かれた僕もろともばぁちゃんは後方にひっくり返った。

→ばぁちゃん発狂し、息止まりかける。


そんなばぁちゃんも孫の顔見たがってくれてるはずなので、東京の前に新潟の田舎もちょっと帰ります。

じぃちゃんは三途の川の水温確かめつつあるし。

川を越えてしまう前に僕が国境越えて会いに行かねば!!


うん。それから東京に行きます。

おそらく5月末には完全にシティーボーイに戻ってるはずなので。

最初はSuicaのタッチし忘れで改札に腹パン食らったり、エスカレーター右側に並んでラッシュアワーのサラリーマンに舌打ちされたり、テイクアウトのことをテイクアウェイって言ったりするかもしれません。

でも、徐々にシティーボーイ目指します。


そういうことですので、まぁ一応最後のブログらしく、思い出&好きな国をゆるくまとめます~

全部は無理ですけどね。

旅の話はお酒でも飲みながらいつでもしましょ。

高円寺にいますので!!

はい。

まずは、”世界一親切で賞”

☆インドネシア☆

※バリ島での英会話授業の時に毎日通ってた食堂のおばちゃん

と、

☆イラン☆

※テヘランの路上で呼び止められて一緒にチャイを飲んだおじさんたち


インドネシアはローカルバスに乗ると目的地まで乗客がバトンリレーのように僕らを案内してくれました。他人から他人に僕らの行き先が伝わって、席が空けばすぐに隣に呼んでくれる親切っぷり。もぉたまりませんね~。


イランでは地下鉄で3歳児の落書きのようなペルシャ語表記がわからなくて立ちすくんでると、すぐに声かけてくれて教えてくれたらサッといなくなる。まさにジェントルマン。そして美女大国。


その他にも、すごい些細なことを含めてこの2カ国の親切は忘れません。

親切にされすぎて泣きそうになったぐらいです。



”世界一肉がうまかったで賞”

☆アルゼンチン☆

※ブエノスアイレスのチョリパン屋さん。

スーパーで売ってる肉が安くてうまくて毎日ステーキ三昧でした。
名物チョリパンも激ウマで、一度に2本食べてました。

ちなみにアルゼンチンはパタゴニアも有名でまた行きたいランキングを作るならベスト3に入れちゃいますね。


”世界一のら犬のら猫がかわいいで賞”

☆エジプト☆

※ゴメスと名付けたぬいぐるみみたいに愛くるしいやつ。


その辺歩いてる犬も猫もおとなしくて超絶級に可愛かったです。
のら犬やのら猫に会うためだけにもう一回エジプト行きたいぐらいです。
宿に出入りしてる猫(よし江と名付けた)のためだけにツナ缶を買ってしまったほど。
なかなか旅人がのら猫にエサ買いませんよ普通。

はい次。

”世界一過酷な道の先に待っている絶景で賞”

☆マダガスカル☆

※夕暮れのバオバブ街道

二度の高熱と感染性胃腸炎に見舞われ下痢と嘔吐の日々、そんな状態で凸凹オフロード道を一日がかりで進む先に待つバオバブ街道。忘れません。凸凹道で車が上下に揺れるたび、肛門を引き締めてました。


”もはや異世界で賞”

☆インド☆

※僕らを乗せた船を座礁させたガンガーの船頭さん。


お店でラッシー(ヨーグルトみたいなデザート)を食べている最中に担がれながら目の前を通り過ぎた複数の遺体。秋の落ち葉のごとく道に敷き詰められた牛糞。早朝、夜行列車の車窓から見えた等間隔に並んで野グソをする人々。もちろん僕らの食事はもっぱらカレー。でも、なぜか不思議とまた行きたいって思わせ魅了する国インド。

カレー味のうんこ、うんこ味のカレーというアホみたいな選択を思い出した。


”自分の小ささを感じたで賞”

☆イスラエルとパレスチナ自治区☆

※スッピンのお姉さ・・いや、お世話になったイブラヒムじいさんと孫のアミン


世界の国々が関わる歴史により今の中東情勢があるわけですが、行ってみるとイスラエルでは宗教と戦争を肌で感じました。”歴史は強者”が作るって先進国の昔のお偉いさんは考えていたそうですが、いつの時代かの侵略が今なお根深く残っている場所でした。イスラエル、パレスチナ自治区、それからヨルダン。今の日本政府がアメリカナイズによる偏った中東支援を始めてしまったようで、もう旅行者として行くにはちょっと複雑になってしまったかもしれません。

いや、でも、それでもきっとそんなのを上回る愛で日本人旅行者を暖かく迎えてくれる場所が中東の国々だと思います。



っという僕なりの⚪︎⚪︎で賞を作ってみたわけですが、この他にも受けた衝撃や感動は計り知れません。


もう紹介しきれませんが、簡単にシンプルにちょっとスライドショーにしてみました。

1万枚近い写真を選びに選んで6分半ぐらいにまとめました。

お時間あるようでしたらご覧ください。

とりあえず、めっちゃ楽しかったよ!!っていう写真中心に集めてみました。





そして、

本当に無事に帰れることが何よりです。

長い間心配おかけしました。

1年1ヶ月、僕らの自由をありがとうございました。

いや、これからもずっと僕らは自由です。

これからはまた日本でしっかり働いて、もう長期では行かないけど気軽に海外旅行して楽しく仲良くファンキーにやってきまーす!! この度でのすべての出会いに感謝。