僕は今、大都市メルボルンからバスで約2時間ほどの町merrigumという田舎でトマト収穫の仕事をしています。


カンボジアの幼稚園建設以来の見事な腕の日焼けっぷり。



それと、給料を振り込んでもらうためにオーストラリアで銀行も開設しました。


預金口座やオンライン口座の開設をしましたが、普段旅行で聞いたことのない英単語ばかりでほぼ聞き取れず、ノリと勢いだけで開設しました。


つい数日前までは世界一周最後の大陸、南米のアルゼンチンにいたんですけどね。

最高の娯楽だった旅から、今では全身筋肉痛に襲われて夢にもトマトが出てくるようなった生活を送ってます。

サンダルの裏は踏み潰してしまったトマトがこびりつき、夕日に照らされた部屋のドアノブまでもトマトに見える始末。

3月3日が自分たちの結婚式記念日ってことすらも忘れて効率的にトマトを収穫することを考えてました。

ツイストしながらもぎ取ると一緒にヘタも取れるとか、回収するバケツの真ん中に青いトマトをこっそり入れるとかさ増しできるとか。

で、のど乾いたら栄養補給も兼ねてもぎたて新鮮なトマトを食べてリフレッシュ。

仕事中も1日5個はトマト食べていて、トマト中心の生活になりました。


そんなトマトな僕らは、キャビンって言うところに今は住んでます。






こっちではキャビンなんてオシャレな呼び方されてますが、実際はコンテナというかプレハブというか、ん~なんというか要するに物置みたいな場所です。


中はこんな感じ。








たたみ3畳ほどのスペースに簡易キッチンと冷蔵庫、小さめのベッドとテーブルが一応あります。

ちなみにここはキャラバンパークって名前がついていて、何件もこんな物置みたいなキャビンが立ち並んでます。










共同のシャワートイレは離れてるところにあって、一回外に出なければなりません。


あと、部屋の簡易キッチンとは別に大きい共同キッチンもあります。




朝6時半から午後3時までひたすらトマトを収穫し、疲れ果てて夜9時に寝るという健康的だけど囚人のような生活を送ってます。


そんな囚人のような生活でも、卓球台という娯楽アイテムは与えられてますが。



そんなトマト生活ですが、僕とのりちゃんともう一人の日本人ともちゃんの他は全員韓国人です。

韓国人16人:日本人3人。

仕事のボスは韓国人。

圧倒的な勢力差ですが、このボスが軍人気質で仕事も軍隊のようなんです。


「チョアチョア、チョアヘヨー!!」

「チョアチョアー!!」


きっと号令か何かでしょう。

その号令に従う韓国人と、見よう見まねの僕ら。


ボスの命令は絶対感があり、ほんのちょっとめんどくさくなってきました。笑

少し日本語が話せる同年齢の韓国人男性は、大学で日本語を専攻していたと言いながらも日本人はちょっと嫌いらしく・・。

何で?って聞くと、

「ホラ歴史トカ イロイロ・・」


あ~触れちゃった歴史問題・・。


でもすごく優してみんないい人たちなのは間違いないです。

スーパーまでも車ないと行けないんですが、僕らが困ってるといつも車を出してくれます。
で、僕らの買い物が終わるのを待ってジュースおごってくれたりもするし。


そんな生活を送ってます。


気になるお財布事情ですが。


キャビンの使用量、2人で1週間160ドル(約1万6千円)。

1日の給料、2人で平均108ドル(約1万800円)。

単純計算ですが、1週間6日勤務して650ドル(約6万5千円)ぐらいですかね。


でも、これはかなり給料少ないほうだと思います。

トマト収穫はバケツの個数で歩合制なので、軍人経験のある韓国人たちはドン引きするぐらい稼いでますし。


僕らの次なる野望はメルボルンの町に出て仕事を見つけてやろうかと思ってます。

そのためにシムフリーの電話も買いました。


以上、ワーホリ直近情報でしたー!!


夕食はトマトパスタかな。


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