サラーム!(こんにちは!)
旅に出て半年なのにまだ7カ国というスローペースですが、国の数より思い出の質と量だと言い聞かせております。
あ、もちろん自分にね。
入国したイランは中東にあって、イラクとアフガニスタンに挟まれて、シリアとも接している場所です。
なので、それらの国や国境周辺には近づきません。
お茶の間で栗ご飯でも食べながらテレビを観ていて、
突如画面の上段に、
”ニュース速報”
邦人夫婦が20日未明より行方不明に・・
とか笑えませんので。
まぁブラックジョークはそれぐらいにして、イランは厳粛なイスラム教国家なので、空港到着前に女性は肌の露出を顔と手だけにし、髪の毛はスカーフで覆う必要があります。
のりちゃんはイキイキGHのママにもらったスカーフを巻いて準備万端。
ちなみに男性も基本は長袖長ズボンがルールみたいです。
そしてイランのテヘラン空港で出会った一人旅中のまさくんと一緒にアライバルビザ取得へ。
掲示板に従って進むとこんな紙をもらいますので、必要事項を記入します。
滞在先の明記も必要ですが、僕らは特に宿の予約はしてなかったので、地球の歩き方に載っている安宿の名前を適当に記入してOKでした。
レートによりビザ代の変動はあるようですが、僕らは一人65ドル。
僕らの前に並んでいた中国人は一人100ドル払わされてました。
日本人への風当たり良好な様子。
そして、すんなり入国かと思いきや個室に連行されて全指の指紋を取られます。
これはお国柄厳重にテロを警戒しているのでしょうか。
空港を出るとヒンヤリ冷たい秋風。
ここにきってやっと涼しい国に入国しました。思えば半年、ずっと真夏の世界でしたので・・。
シャッフルで聴く音楽で冬っぽい歌がかかると無意識に飛ばしてたぐらい。
いい具合に快適な気温ー♪
で、テヘラン空港は写真を見てお察しの通り、荒野のど真ん中にあるのでタクシーで市内へ向かいます。
距離にして20kmぐらい離れているので、1代20ドルをまさくんと3人でシェア。
イランの通貨はリヤルと言うのですが、トマーンって呼ぶ場合は10の位切り上げたり、ホメイニーという極少額に使う呼び方があったりと相当ややこしいです。
ここまでややこしいとボラれてもボラれてるのかどうかわからないので、日常の小さなストレスがなくなります。
そして、”マシュハドホステル”という安宿にチェックインしたのは辺りが薄暗くなってから。
イラン到着初日からいきなり夜スタートでちょっと緊張、、
街頭もまばらな道を歩く、
通りすがりのイラン人に「どこから来た?」って言われて日本と答えると、
ウェルカム!!
I like Japanese!!
ニホンジン リスペクト!!
それ以降日本人アピールをして歩くと、
ご飯食べても記念写真。
道端で紅茶をおごられて記念写真
もう理由もなく呼び止められて一緒に談話して記念写真
まぁ本当にウェルカム一色!!
イラン人、日本人が大好きみたいです。
イランに来てくれるのもうれしいみたい。
だから、
ほら。
もう到着初日でイランが大好きになっちゃった。笑
でも、アメリカの事は嫌い、というか大嫌いなのでしょうか・・。
マックもスタバもケンタッキーも、徹底的にアメリカの企業はイランに入ってこれないっぽい。
だから、アメリカもイランを嫌う。
ちなみにイランビザが貼られた僕らのパスポートも、今後アメリカへ入国する際は別室に呼ばれて尋問を受ける可能性が高いらしい・・。
「イラン何しに行った?」
とか、
「イランなんて観光で行く国じゃない。」
とかね。
歴史や外交って複雑ね。
アメリカも自由な国じゃないのかしらね。
僕らには現実を知ることしかできないのでしょうか。
何はともあれ、無事にイランの旅すたーと♪
にほんブログ村