写真左下がカズヤさんサキさんご夫婦。
カズヤさんは兵庫出身で、コンビニのセブンイレブンを「セブイレ」と略されます。
マクドナルドは「マクド」と関西圏では使用するようです。
奥様のサキさんは沖縄出身のべっぴんさん。
他のみんなも世界のどこかで絶対に会いたいメンバーなんです。
あ、日本に帰国したら会えるか。
最後にみんなで乾杯して、いざ、タオ島へ出発。
※この写真で僕の首が異様に長く見えるのは、心霊写真ではありません。
前後の荷物の重さで肩甲骨と鎖骨が下がっているだけです。
カオサンロード6:00発、バスとボートに乗って約9時間で到着しました。
9時間といっても、約8時間はバスでの移動なのですが。
タオ島はタイの東南に位置する小さな島なのですが、レオナルド・ディカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」のモデルとなった島らしいです。
・・ん?タオ島じゃなくて近くのピピ島だったかな。
まぁとにかく、海の透明度が高くてとてもキレイな珊瑚礁が広がっています。
写真だとわかりにくいのですが、ボートのデッキからも肉眼ではっきりと熱帯魚が確認できてしまいます。
それもそのはず、タオ島はダイビングやシュノーケリングが有名で、ツアー会社が所狭しと軒を連ねているのです。
でも、僕らがタオ島に来た理由はツアーに参加することではありません。
自力でウニを捕獲することです。
ウニって日本では高級食材ですよね。
スーパーとかでも1箱1000円近いじゃないですか。
寿司屋でもウニを注文するときは心の中で何か覚悟をしませんか?
仕事頑張ってるから1貫ぐらいいいよなみたいな。
100円寿司チェーンでもウニ軍艦の半分はキュウリに占領される始末。
そう、それがウニなのだ。
ウニは岩場や珊瑚礁に隠れているので、ビーチリゾートにはいません。
でももしその辺にいたらクラゲより危険かもしれないですが。
僕ら一行は重い荷物を担ぎながら猛暑の中歩いて宿を探しました。
タクシーはすぐにボッたくってくるから。
そしたら、こんなに好立地な宿を発見。
宿から海までダイレクトに出られます。
夜の満潮時には宿の真下まで波が迫ってきます。
音だけ聞いているとα波メロディーのようで癒されますが、床下浸水しないか不安になるほどです。
この宿にチェックインし、いざ、出陣。
ウニ採りの武器は子どもが砂遊びに使うおもちゃのスコップ、ザル。
こんな子ども騙しの道具で本当にウニが採れるのだろうか・・
そもそも本当にウニなんているのだろうか・・
そんな心配をしていた矢先、
いた!
普通にそこら中にいました。
おびただしい無数のトゲであったため、刺されないように慎重に捕獲しました。
この日のウニ採り漁は移動の疲労もあったため1時間弱。
ハサミでトゲを切り落とすと・・
鮮魚市場にでも売ってそうなウニに早変わり。
次に、口の部分にマイナスドライバーをブッ刺して殻を割り、ハサミで開いて身をほじくり出します。
カズヤさんはウニを採ることを見越して醤油も持ってました。
醤油をつけて、いざ、実食。
・・・。
ちょっと下処理が足りずに砂っぽい部分もありましたが、味はまさしくウニそのもの。
ちなみに、食用部分のあの黄色いのは精巣か卵巣なのですが、見分けがつきません。
ただ、卵巣のほうが味が濃いようです。
宿の受付の兄ちゃんにウニを採って生で食べると説明したら、ものすごく気持ち悪がられました。
生食文化は日本だけなのでしょうか・・
そもそも、ウニ消費の9割は日本人らしいですけどね。
日本では漁業権のあるウニですが、海外では駆除対象にもなっているようです。
そんなこんなで、漁生活送ってます。
のりちゃんはタコを捕獲したいと意気込み、本気でタコ壷の検索をしています。
タオ島の夕日。