先日出産した和牛
母牛は、この度初めて母となった「うるいちゃん」
この顔
牛なんて、全部同じ顔。表情も変わらない。
と思っている、そこのあなた
このブログの読者なら、分かってきているかも。
明らかに、「非常事態」を訴えている
飼い主に、生まれた子牛を捕られて、三日三晩泣き続けたのだ
・・・いやいや、私たちにとっては普通のことだし、それが商売
時々、特に初めて出産した牛は、こうして子牛と会いたくて、鳴くのだ。
和牛だと、離乳までは母牛と一緒に買う農家もたくさんあるが、
ホルスタインだと、それはほぼありえない。
「私の子供、どこへ連れてったのよ 返してよ」
牧場主「ふっ、オレが預かった。返すわけにはいかねぇ。10か月すれば70万で売れるんだ」
「ひ、ひどい。だましたのね」
牧場主「こっちだって生活があるんだ。しっかり大きく育ててやらぁ」
「そもそも、、、私、幸紀雄の方が好きだったの! 幸紀雄を愛してたのに、諒太郎と結
婚させるなんて ひどい!!」
牧場主「うるせー、お前の相手はオレが決めるんだ! それに、好きかどうかで決めるんじゃ
ねぇ。増体がいいか、肉質がいいかで決めるんだ。幸紀雄のこたぁ忘れな。」
って、やり取りをしているわけではないが、子供を返せとは思っているだろう、あいつ。
こうして、人間の栄養源となる肉や牛乳、はたまたチーズやヨーグルト、ケーキまでも人間に提供してくれる&。
その&を飼うお仕事
まさに、命と向き合うお仕事だ
だから、牧場を教育の場にしたい ・・・と夢見ているのだ
いや、そういう教育を子供にはしなければ、ならない 絶対に
「ねえ、私のお父さんどんな牛なの?」
「そうね、身体が大きくて、たくさん食べて、たくましいお父さんよ」
ちなみに、うるいちゃん。5日目には鳴かなくなりました