神社やお寺は自分と向き合う場所だと思ってる宮田大樹です!

 

 一つの事柄から思ったことを徒然に書きます。今日のテーマは【いなり】

 

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 「いなり」と聞いて思い浮かぶのは“稲荷寿司”か“稲荷神社”だと思うのですが、ほかの方いらっしゃいますか?

 

 もれなく、僕もこの2つが浮かぶ部類の人間なのですが、好きな3大和食を聞かれれば“稲荷寿司”“茶碗蒸し”“雑煮”と答えるほど稲荷寿司が好物。そんな稲荷寿司、油揚げの中に酢飯をつめたもので、たいがいのイメージは俵型をしているかと思う。

 

なんでこれが稲荷寿司というのか、調べてみたけど、これだ!とゆうものは出てこなかった。油揚げが狐の好物→狐といえば稲荷神社、という連想なのではないか、と言われているのだけれど、どうなのだろう。

 

 ところで、稲荷神社の神様は狐ではない。この話は今年の初めに開催した『しふくのたび』でも喋ったのだけれど、本来、狐は眷属、つまり御使いなのだ。天使のようなもの、といえばよいのだろうか。

 

 では、稲荷神社の神様はどなたか、それは稲荷大明神です。そのまま!

 

 まあ、神様がどなたかって実は場所によっては違うので一概には言えないのですよねえ。でも多くの場合でいえば、ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)であることから、説明するときはほぼそうだと言っています。これはまあ、全国のお稲荷さんの本社である伏見稲荷大社の主祭神であるので、そうゆうことにしときましょう。

 

 このウカノミタマは穀物の神であり、稲荷はもともと“稲成り”と書いたとされることからもわかるとおり、そんなことから稲荷神と同一視されていったようです。さらにいえば、もともとの田神が狐の棲み処にあったと考えられており、狐との結びつきが生まれたらしい。

 

 時代が進むと神仏習合といって、仏教とも同一視されるようになり、仏教の神様である「ダキニシンテン(荼枳尼真天)」もお稲荷さんと考えられた。というより、お稲荷さん=ダキニシンテン=ウカノミタマノカミとゆうことになった。

 

 愛知県豊川市にある豊川稲荷が寺院なのはこのためなのです。神社だと思って柏手を叩くと白い目で見られる。でもねでもね、愛知県名古屋市にある万松寺にも、白雪稲荷が祀られているけど、ここでは柏手叩いてお参りするように書いてあるんだよ。こうゆうのは信じるものがあればそれでよい気がしています。

 

 そうそう、今年の初詣企画で豊川稲荷に行き、その後、出演中のウェブ番組『ガチ鬼ころし』のロケで、愛知県犬山市の三光稲荷と岐阜県海津市の千代保稲荷へお参りに行ったので、図らずも1月中に東海三大稲荷に参ったことになる。ま、三大とかなんとかゆうやつはいろんなくくり方があるのでそんなに気にすることもないけど。

 

 何かのご縁かと思うので、今年の社寺巡りはお稲荷さんを中心に足を運んでみようかなあと思い立ちました。何社巡れるかしらん。ま、この辺りはご縁だと思ってるので、ムリヤリ伺うようなことはしない。

 

 ただ、お稲荷さんって、江戸時代に稲荷信仰が盛んになり、おうちなどにも奉ったりしているのので、その数は膨大。おうちの近くの神社にもお稲荷さん、祀られること多いですよね?意識しなくても数多く巡れる気がしております。

 

 この時期は春祭も多く催されるので、近所の神社や寺院について、興味を持ってみたらおもしろいかもしれませんよ。

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 稲荷寿司たべたい…

 

 それではまた~