実家に帰っている間に、3年前からの友達の彼女と飲みに行った。
いや、行かされた。あくまで彼氏が来るまでのリリーフで(笑)
会う度に『めちゃめちゃ私ら合うよね』と言われる。
そんなこと言われて嬉しくない訳ないけど、
毎回聞いてるため、社交辞令化している。
彼女にとっても社交辞令なんだろう。
言われると決まって、
『オレに言うより優しいヤツに言ってあげな。その方が嬉しがるから』
と切り返すようにしている。
と『彼に言っても無視されるし…面白くない。彼と別れたらくっきー付き合ってね』
く『おいおい、危ない発言せんと。頼むから早く結婚してくれ。』
と『こんなこと言われても嬉しくないん?』
く『聞き飽きた、何度も聞いてるし(笑)』
と『ふーん。じゃあ次は違うバージョンで』
く『怖いからやめてくれい』
と『考えとく』
く『考えんでええからぁー』
と『ふっふっ…』
と『それよりくっきーここ3ヶ月ぐらいで失恋したやろ?』
く『よーしってんな。なんで??』
と『ううん、占いででた』
く『勘か』
と『占い!』
く『一緒、一緒』
と『占いは占い!、ほんま、くっきー占い信じひんなー』
く『占いなんかきらいやし。どんだけ対象者おるねんって感じ』
と『まぁまぁ、そういわんと。外れてもともととおもわんと』
く『そんな程度で思ってる人ばっかならいいんやけど』
とたわいもない会話をしていたら、エースが登場してきたのでベンチへ。
エ『リリーフご苦労~』
く『やっぱしリリーフ扱いかい!』
エ『冗談やって』
く『読心術でももってんかい』
エ『んなんない(笑)。今思い付いただけや。
てかこのパターン多いしな。なんやリリーフと思ってたんか』
く『ほんまに~、エース様には頭あがりません』
エ『おまえもエースなったらいいやん』
く『なりそこねたんやって』
と『えー、てことは、またリリーフ?』
く『いや、退部させられた…』
エ『あっら~、とものいうたとおりやな』
と『でしょ~』
く『でしょ~ちゃう!一度も話してへんし』
エ『へ? こないだ、ともから聞いたで』
く『それは占いの結果らしい』
と『ワーイ、占い当たった~』
く『なっ!』
エ『すごいな』
と『えっへん!当たるので有名だもん』
エ『怖いな…』
く『そうやな』
く『でもエース様はこの先もずっと…』
エ『そろそろ降板かな』
と『あー、酷い!』
エ『いや、まだまだ全力投球させていただきます!』
と『わかればよし! でもリリーフおるし、まぁいいかっ(笑)』
エ『リリーフガンバレ!(小声)』
く『いやいや、エース様ガンバレ!(小声)』
と『何コソコソ、小声でいうてるん!』
二人『なにも…』
く『キャツチャーより監督かな~と話ててん』
と『当然! エースもリリーフもうまいことつかわなな』
く『うまくって、オレ先発ばかりやけど?』
と『それがリリーフの使いかたや』
く『後発もリリーフなんやけど』
と『何!ベンチがいいんか?』
く『ベンチなら退部でええよ』
と『ならスタンドやな』
く『退部のあとは応援団かい!』
と『しっかり、ウチらのこと応援してや』
く『エース様が先にへこたれそうやし、エース様だけ応援するわ』
エ『よく言った!リリーフくん』
と『えー、ウチも応援してや~』
く『監督様には、勘(占い)があるやん』
と『勘ちゃうもん』
電話がなった。あんだけ喋ってたのになぜか沈黙。
エ『あかん。トラブルで会社に戻るわ。続投頼むな。じゃあ任せた』
く『え~、夜まで続投OK?』
と『あかんに決まってるやろ(笑)』
二人『じゃあ頑張ってなぁ~』
と『さて、リリーフくん、どうしようか?』
く『えっ!まだこのネタ?』
と『リリーフがくちごたえか!』
く『監督~、この先の二人の行動を占ってみたらどうやろ?』
と『でけへん』
く『なんで?』
と『タロットがないもん。ないもんでけへん。』
く『・・・。つかえん。』
と『なんかゆうたぁー』
く『いいえ~。じゃあお好み焼きかたこ焼きくいにいこ!』
と『でた! このお好み焼き星人。』
く『いくんかー、いかへんのかー』
と『もちろん行く~。ぼてじゅ~♪ ぼてじゅ~♪』
く『いや、ちゃうとこ行く。ぼてじゅうは彼氏と行っとけ(笑)』
と『しゃあないなぁー、つきあったるか』
く『じゃあいこか』
と『へい!』
く『伝票は?』
と『ないでー、レジで何番かいえばいいんちゃうん?』
く『そうか、じゃあいこ』
レジで
く『はっ?精算済んでる?』
店員『さきほどお連れの方が払われました』
く『エースや!払っていきよった。ええとこあるな』
と『じゃあ、お好み焼きはくっきーのおごりね♪』
く『あんたは全く払ってないけどな』
と『ええから、ええから、ぐちぐちいわんの』
と『どこがくっきーのオススメなん?』
く『神座の前の店』
と『あっこか。いつもぎょうさん並んでいるとこやん。大丈夫かぁ~』
く『あかんかったら、ぼてじゅう行けばええやん』
と『そやね』
と楽しい時間を過ごせた日でした。