【東京貴金属は総じて軟調】
 東京貴金属は総じて軟調。ドル建て現物がアジアの時間帯よりレンジダウンしていることに圧迫されているが、プラチナは、ドル建て現物が直近で戻していることで、期先が小幅ながらプラスサイドに振れている。
                  
 午後7時50分現在の7日帳入値比は、金標準が8~3円安、金ミニが35~6円安、銀が0.6~0.1円安、プラチナが14円安~6円高、プラチナミニが22円安~8円高、パラジウムが18~1円安。
 推定出来高は、金標準が8774枚、金ミニが1597枚、銀が70枚、プラチナが2313枚、プラチナミニが288枚、パラジウムが42枚。
                        
 ドル建て現物は下落。ユーロが軟化して、1.305ドルから1.3ドルとび台前半のもみ合いで推移していることで、上値が重くなっている。とくに金は、アジアの時間帯の1660ドル台前半から1655ドル割れまで下落し、その後は1655ドルが上値抵抗となっている。プラチナは1560ドル割れから1550ドル近辺まで下落したものの、それを割り込まずに1550ドル台半ばまで戻している。
    
 為替は、1ドル=87円台後半でやや円安に振れている。また、ユーロは、逆に1.305ドルを抜けずに1.3ドルとび台でもみ合いとなっている。
      
【今夜は年初の急落後の戻りも一服か】
 今日はこれといった大きな経済統計はないが、チャート上は、年初の急落後の戻りも一服となりそうな形。金はアジアの時間帯にほぼ半値戻し、プラチナは61.8%戻しを達成したあと、高値から軟化する展開となっており、流れ的には、今夜は上値の重い展開となることになるか。
     
<今夜の予定>
【経済】1/8 00:00 Ivey購買担当者景況指数 2012年12月(RISB)
  
                   (オーバルネクスト 東京/柿原一也)


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