アサヒグループホールディングスは21日、マレーシア清涼飲料2位の「ペルマニス」を買収すると発表した。買収額は8億2000万マレーシアリンギット(約216億円)。ペルマニスの親会社「CI」から発行済み株式のすべてを買い取る契約を締結した。今月4日にも豪州飲料大手の買収を発表したばかりで、アジア・オセアニアではキリンホールディングスも飲料メーカーを相次いで買収し、サッポロホールディングスもビール大手との提携を決めるなど、需要増が見込める“草刈り場”での競争が激化している。
 ペルマニスは炭酸や果汁、ミネラルウオーターなど清涼飲料の流通網をマレーシア全土に持ち、2010年6月期決算の売上高は約48億マレーシアリンギット(約1270億円)。米ペプシコのボトラーでもある。
 アサヒは2015年までに連結売上高2―2.5兆円、海外売上高比率を20―30%に引き上げる計画を打ち出しており、海外事業拡大のための投資を積極化している。今回の買収を東南アジア市場全体への進出の足がかりとするほか、2009年に買収した豪シュウェップス、飲料2部門を買収することで合意した豪P&N、公開買い付けによる買収を予定しているニュージーランドのチャーリーズグループなどと相乗効果を生み出し、海外の収益力を高めるとともに、アジア・オセアニア地域での事業拡大を図ることを目的とする。