凡人の戯言 -3ページ目

凡人の戯言

気が向いたら書いてます。

  書きたくなったので書きます。

 

 ブログを書いていると、あの時自分が何を見て何を感じたのかを振り返ることができます。自分が過去に何を思っていたのかは、自分という人間を知るためにも重要なデータだと思うので、できれば取っておきたいです。

 

 今回は日曜劇場で放送されている半沢直樹を見て僕が思ったことについて書きます。それは、自分のために仕事をしている人と相手のために仕事をしている人についてです。僕は今学生の身分で将来働くにあたって、誰のために仕事をするのかについては一度考えて置いた方がいいと思ったので、この記事を書くことにしました。日曜劇場半沢直樹(2020年版)で半沢と政府はそれぞれ誰のために働いているのだろうかについて僕の考えているところを書きます。

 

 いきなり本題に入る前に、今放送されているドラマの設定について簡単に説明します。現段階で半沢は、「東京中央銀行」に戻り、「帝国航空」債権回収の案件に取り組んでいるところです。半沢が「帝国航空」を再建しようと頑張っていて(銀行が貸した金を返してもらうため)、政府が「帝国航空」が抱えている借金を7割くらい減らすべきだと言っている状況です。(政府の言い分が通れば「東京中央銀行」は大損する)

 

 本題に入ります。今ドラマで、半沢は赤字の「帝国航空」の経営を立て直すことを目的に活動しています。狙いは債権回収ですが、半沢は「帝国航空」の経営を立て直すために、リストラ予定の社員の受け入れ先を探したり、「帝国航空」の経営が上向きになるような策を立てています。半沢が仕事に邁進するのは、帝国航空の未来を見据えてのことだと思います。債権回収だけしたければ、リストラ予定の受け入れ先を探すなんて面倒なことはしないでしょう。半沢が仕事をするのは帝国航空の将来のため、と僕は考えています。

 

 半沢の「帝国航空」再建の目的と狙いについて説明したので、政府側の「帝国航空」再建のねらいについて見ていきます。ちなみに、「帝国航空」に対応するのは、国土交通省の白井大臣と、彼女が立ち上げた「タスクフォース」のメンバーたちです。政府側は「帝国航空」が抱えている借金(このドラマでは銀行が貸した金の総額)の7割を放棄するべきだと主張します。債権7割放棄の目的は、「帝国航空」が抱えている借金を減らし、経営を上向かせることだと考えられます。

 

 しかしドラマ5話目・6話目で、半沢が再建計画を見せ、「帝国航空」は自力で立て直すことができると主張した時に、政府側は「そんなものは必要ない」と突っぱねています。政府側が「帝国航空」の経営を上向かせたいと思っているならば、半沢の再建計画を検討していたと思いますが、帝国航空はよく見ずに突き返しています。さらに、6話目の最後では、「帝国航空」のリストラ予定の社員(1500人ほど)の「スカイホープ航空」(新規路線を予定しており、業績向上の見込みアリ)の受け入れがなくなってしまいます。ドラマでは、これは白井大臣の圧力によるものではないかとされています。

 

 政府側はなぜ、東京中央銀行の半沢が提案した再建計画案を拒否し、債権放棄に応じさせようとしているのか。それは、白井大臣の権力を認めさせたいからだと思います。(思いますと言うか、その通りだと思うが) 率直に言えば、白井大臣は「帝国航空」やそこに融資している銀行たちの将来などはどうでもよく、ただ自分の権力を誇示するために、債権放棄を叫んでいるのだと思います。白井大臣の目的は、自分の権力を誇示し、政府での自分の立場を上げることだと考えています。(実際に白井議員は女性総理になりたいという旨の発言を7話目でしている。)

 

 ネタバレをすると、ドラマ7話目では「帝国航空」に融資していた銀行サイドは債権放棄を拒否しました。これが今後、どのような結果になるのかは僕のような白痴にはわかりませんが、もし政府の狙い通り銀行サイドが債権放棄に応じていれば、銀行側は大損していました。それだけでなく、「帝国航空」も一時的に借金を減らすことができたと思いますが、抱えている赤字路線などの問題は解決せずに、二の舞を踏む可能性は十分にあり得ると思います。(一時的に借金は減るが、経営状況は改善していないためまた大赤字に戻りかねない

 

 ここまで、長々と「帝国航空」再建に関する半沢と政府の目的について説明してきました。このドラマ7話目までを見て、「客(顧客)のために仕事をすること」は仕事をする上で大事な考え方だと思いました。お客様のニーズを叶えるために仕事をする、よくよく考えればこれは至極当然のことです。僕も数年後にはどこかの組織で仕事をすると思いますが、この考え方は忘れてはならないと思います。そうでないと、自分の目的を満たすためだけに仕事をすることになりかねません。(出世や金などだけが仕事をする目的になってしまう)

 

 もう一つ、ドラマ7話目を見て思ったことなのですが、目先の利益だけでなく、将来を見据えることも大事だと思いました。この記事で取り上げた「政府側による債権放棄」は「帝国航空」の目先の利益のみを追求したものだと思います。再度説明しますと、損することを承知して銀行が政府の債権放棄を呑めば、「帝国航空」は一時的に借金を減らすことができます。しかし、経営状況そのものは変わっていないため、十数年後には「帝国航空」はまた大赤字になるかもしれません。つまり、政府の債権放棄を銀行が呑んだ場合、実質的に得をするのは政府だけです。(自分たちの影響力を証明できる。) 

 

 半沢たちが一生懸命考えた「帝国航空」再建案を採用すれば、リストラされた社員たちのエキストラや政府や世間からの風当たりはきつくなるでしょう。しかし、「帝国航空」再建案が成功した暁には、銀行は損をせず、貸した金を回収でき、「帝国航空」も得します。(この場合、政府は得しません。) 

 

 「帝国航空」再建案が成功する保証はないため、政府の欲求を呑んだ方が良い結果になるという可能性は否定できませんが、目先の利益だけでなく、将来を見据えて考えることも今後、必要になってくると僕は思います。

 

 半沢直樹は、主人公半沢が銀行などの不正を暴くことをテーマにしている話です。そのため、半沢と敵対する者は悪く書かれる印象があります。これはドラマを盛り上げるための設定なので、妥当だと思います。(半沢が何の膨大もなしに淡々と融資を成功させるドラマだったら、おそらく視聴率は高くて10%ほどだったと思います。) このドラマの内容をそのまま鵜呑みにするべきではないと思いますが、3話目の「感謝と恩返し」や4話目の後半に東京中央銀行に戻ることになった半沢が部下たちにしたスピーチなど参考にできるところはあるので、そこは参考にしてもいいと思います。

 

 ここまで、社会人未満の白痴な人間によるご高説を述べさせていただきました。自分の思っているところを綴りましたが、やはり自分の傲慢さを感じてしまいます。 

 

 ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。