昨日、放送されたゼロの感想を書いていきます。
今回もかなり面白かったです。
ゼロ 一攫千金ゲーム 魔女の館編
ゼロが21人参加のアトラクションで、リーダーになってゲームを攻略する話でした。
あらすじ
<さくらの演説>
さくらは街頭演説をしてゼロについていけば、リングがもらえると参加者たちに言います。さくらの勝手な演説もあり、ゼロ一行とさくら、その他参加者たちで<魔女の館>という21人参加のゲームに参加することに。
セイギ・ユウキ(イケメン)もこのゲームに乱入したため、さくらたち2人(さくら含む)はゲームに参加できませんでした。
ゼロたちが21人でやるゲームそれは「魔女の館」という非常に恐ろしいゲームなのでした。
<魔女の館>
参加者 ゼロ・ヒロシ(メガネ)・チカラ(マユゲ)・スナオ(金髪)
セイギ・ユウキ(イケメン)、その他参加者大勢
難易度 HARD
獲得リング 21個 1人あたり1個のリング獲得
中央にある魔女の像が出す<魔女通信>の指示に従い、謎を解く
制限時間が存在し、制限時間までに問題を解くことが出来なければ死ぬ
第一ステージ
この部屋に埋め込まれた数字の暗号を解く
問題文
まず皆さんに死んでもらいますね。それが基本。
逃れたかったらこの部屋に埋め込まれた見えない数字と
呪いを解いて。道を誤れば死
正しい道には兵隊が砲丸の左に一人、右に11人並んでいて
砲丸の右の9番目と10番目がこのままでは「4」「2」っ
てことなの。それが今、この部屋の運命。
チャンスは2回。100分の2
結構内容が詰まっていたドラマだと思いますので、感想の部分が非常に長くなっておりますがご了承ください。
以下 ネタバレ注意。べらぼうにネタバレしています。
<俺が絶対だ>
21人という大人数でゲームに参加することになるので、個々が勝手な判断で動けば、ゲームをスムーズに進行しにくくなります。そこでゼロは「このゲームでは俺が絶対だ。何があっても従ってもらう」と忠告します。たしかに、この中ではゼロが一番できそうですから。彼の意見に従うのが合理的でしょう。それに、ここにいる大部分のメンバーはゼロについていくことにしたメンバーです。
ゼロは部屋の様子を観察する時間をできるだけ増やすために、みんなにゆっくり来てもらうことにします。原作ではインテリヤクザの板倉がこう思っていましたが、ドラマのセイギはどうでしょうかね。しかし、ドラマ版のセイギはどちらかというとゼロのことを嫌っています。したがって、板倉のように積極的に協力してもらうことは難しそうですね。
<見えない数字とは何か>
参加者たちは部屋の壁にある兵隊の絵に数字があることに気が付きます。でも、問題文には<埋め込まれた見えない数字>と言っているわけだから、これは違うくね。ゼロは壁に書かれてある数字は自分たちの判断をミスリードさせるためのものだと説明し、参加者たちをメジャーにして部屋の広さを図ります。これには気が付かなかった。図っていくうちに、部屋は14.14mの正方形であることが分かりました。そして、この数字は√2を表しているといいます。いわゆる1.41421356(ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ)という語呂合わせですね。こんなの覚えている奴は、物好きか受験生くらいな気がする。そして、ゼロは√2の数字こそが壁に埋め込まれた数字であり、壁に描かれているこの兵隊は数字の列を表していて、砲丸は小数点の代わりではないかといいます。ゼロはこの√2の小数点9位と10位が答えになると考えます。
板倉ポジションのセイギはといえば、いよいよ21人見殺しに という語呂合わせの答えを考えていました。あなたがそれを言っちゃダメでしょ・・・・・・・
<鏖>
セイギがしょうもない語呂合わせを思いついたその時、参加者の石田が槍の餌食に合います。魔女は「ここは鏖(みなごろし)の館だって、初めに言ったはずよ」とあざ笑います。原作でも無駄に雑学に通じているゼロと慶大卒のインテリヤクザ板倉ぐらいしかわからなかったんですから。「何がキラキラネームだ、クソBBA」って、お前読めなかったのかよ。セイギは板倉ほど知識に精通していなかったのか。
槍は徐々に参加者たちに迫っていき、参加者たちはパニックに陥ります。そりゃ、16分で串刺しになるかもしれないと思ったらパニックになるわな。
<計算しよう>
√2の1.41421356の9桁目と10桁目の数字は不明です。だから、ゼロはみんなで計算することでこれらの数字を確定させようとします。計算することで、9桁目の数字は「2」であることが分かりました。これからは連続した数字の掛け算の法則(手順が面倒くさいので後程説明)を使えば、10桁目の数字を出しますが、零のやり方で本当に正解にたどり着けるのかと怪しむ連中も出始めました。セイギも信じていないようです。
セイギが9桁目の数字は「2」であっているのかを確認している最中に、ゼロたちは10桁目の数字を確定させようとします。セイギたちの計算のおかげで9桁目の数字は「2」で確定しました。何はともあれ、セイギたちのおかげでゼロの計算が間違っていなかったことが証明されました。この共闘関係、僕は結構好きな方です。
一方、ゼロに反発した連中は語呂合わせで答えを探し始めます。この連中の答えは「3」「9」ですが、これらの数字はもともと見ていている数字のため正解となることはまずないでしょう。セイギも「こいつらが本気で言っているのがウケるな(バカかこいつら)」と言っています。この連中は問題文など眼中にないのでしょう。そして、連中は答えを入力しますが、ゼロは俺が解答すると突っぱねました。その必死さを見て、セイギは虫酸が走る思いがしていたのでした。ドライだなぁ。
<ゼロが間違えた!?>
「独裁者」と罵られながらも、ゼロは10桁目の数字が「3」であるとわかりました。
そして、「2」「3」の答えを入力しますが、この回答は
不正解
でした。「リーダー失格だ」と罵られるゼロ。参加者たちが暴走し始めました。自分が命を預けた相手が答えを間違えれば、動揺して暴れるのは無理はないでしょう。セイギ・ヒロシたちが参加者たちの暴走を食い止めている間、ゼロは問題を解くためのカギを探します。
ゼロは問題文の淵が鏡文字になったことに気が付きます。それによると「10番目の死者の誤入がカギ」らしいです。このことにより、問題の答えは「2」「4」と分かりました。(鏡文字が示しているのは四捨五入。23が不正解だったため11桁目の数字は5以上で確定。四捨五入により、数字が繰り上がり24になる)。無駄にかっこいいシーンでゼロが答えを入力。「2」「4」の選択肢は正解でした。
それにしても、まさかサングラスが役に立つことになろうとは、あれがなかったらゼロたちは串刺しになっていたところですよ。
ドラマ目線での解答のゼロ いや、かっこええわ。
<次に備えよ>
難問を解き終わり、ゲームは終了かと思ったら、まだ次の課題が残っていました。
問題文
まだまだ皆さんには死んでもらいますね。さて、皆さんが辿り着いた24、そして皆さんの人数21、実はこの二つにはちょっとした関係があるの。さて、どんな関係かしら、その答えがおのずと生き残りのカギネ抱きしめてあげる。
次は制限時間3分以内に無数の矢から身を守る方法を見つけ出せという課題です。
魔女の像が崩れて、鉄板が出てきたのでそれで身を守るみたいですね。しかし、参加者の中には自分だけが助かろうと鉄板の奪い合いが始まりました。
ゼロは赤いラインのようなものに鉄板の突起を差し込み、それで全員攻撃から身を守ることができると考えました。
あのカギネの濁点部分は紙の模様らしいです。魔女もくしゃみをしてごまかしていましたからね。原作ではホコリのようなものでしたから。これは原作より難しくなっていますね。
<セイギの意外な行動>
急ピッチで生き残りの垣根を作る一同ですが、槍に刺された石田は垣根の外に居ました。人のいいゼロは石田を助けに行きますが、石田は肥満体であり、ゼロ一人ではとても運べそうにありません。すると、セイギがやってきて二人で石田を運びます。セイギかっこええ。そして、3人は垣根の中に入り、21人全員が矢の攻撃から身を守ることができました。かくして、21人全員がこのゲームを生き残ることができたのです。全員がリングを1つずつ獲得し、ゼロのリングは2つになりました。参加者たちは自分勝手な行動をしてしまったことをゼロに詫びます。ここはドラマオリジナルですね。原作では参加者はリングを手にすれば、ゼロに礼を言うこともなく去って行っています。セイギの機転のある行動といい、参加者たちの礼と言い、原作よりも人情味のあるドラマだと思います。普段は人助けなんて偽善だと思っているセイギも、非常時では情けのある行動をするんですね。セイギって根は優しいやつなんじゃ・・・・・
一方、そのころ標は4つ目のリングを獲得していたのでした。おしまい。
正直、このゲームを実写でやることは意外でした。原作をかなり忠実に再現していたと思います。しかし、原作のロープにぶら下がって攻撃を回避する課題はありませんでした。あれはドラマでは再現不能ですから割愛されたのでしょう。原作をベースにして、いい感じにドラマオリジナルにアレンジをしてくれて見ていて非常に面白かったです。
次回はゼロと標の直接対決。やっているゲームからして原作の<ジャックルーム(指ギロチン)>でしょうかね。ジャックの仕掛けの実写化は厳しそうですからね。
ここまで読んでくださった方、こんな長文を読んでくださりありがとうございました。
<一つ上がり掛け算の絶対的法則>
作中でゼロは連続した数字に使える法則を紹介していました。
個人的に数字のカラクリには興味があるので、取り上げてみました。
僕自身も完全に理解しているわけではないので、説明がへたくそです。
① 140×140=19600
② 140×141=19740
③ 141×141=19881
という3つの式をゼロは参加者一同に説明していました。
ちなみに140という数字は「√2の値を出すための掛け算の簡略系の100倍」
らしいです。
②の答えは①の数字に140を足した値。(140を1回多くかけているため)
③の答えは②の数字に141を足した値。
つまり、①の答えに140+140+1したものが③の答えになります。
140×140の計算の答えが分かっていれば、141×141の掛け算でも
19600+140+140+1で答えを出すことができます。
それでは、ゼロの<一つ上がりの掛け算の法則>が正しいかどうかを実際
に検証してみたいと思います。
① 25×25
② 25×26
③ 26×26
③=①+25+25+1
①の答えは625
②の答えは650
③=625+25+25+1=676
一つ上がりの掛け算の法則を使った足し算です。
普通に掛け算してもこの値が出ましたので、
一つ上がりの掛け算の法則は信用できるものとしてみなします。