イクラはカラコロ
脚本 雪室
演出 牛草
内容
ノリスケがデパートの物産展で下駄を買ってきて以来、イクラは外出時はほぼ毎回と言っていいほど、下駄をはいていた。
翌日、タイコから電話がかかってきて、イクラが下駄をはいて外出すると言って聞かないから磯野家で預かってくれと言われる。
母であるタイコより下駄の方が好きなほど下駄愛好家のイクラだったが、数日後やって来た時は下駄をはいていなかった。タイコに理由を聞くと、下駄ばかりはいているとそこがすり減って履けなくなるからとのことだった。
なにはともあれ、イクラの下駄騒動は事なきを得たのである。
感想
イクラ回。イクラのウザさはいつも通りでした。しかし最後はノリスケの機転のおかげでイクラが下駄に執拗にこだわることはなくなりましたとさ。
この話では、やたら下駄が賞さんされていましたね。なにこの下駄崇拝文化。下駄をはくとカラコロカラコロという優しい音がするらしいです。一方、多くの一般ピーポーが履いている靴は、冷たい音がするとdisられていました。典型的な「古き良き時代の風習」の押し付けですな。別に下駄を否定するつもりはありませんが、移動には断然靴の方がいいです。下駄は走りにくそうですし、ある意味消耗品ですしね。江戸時代まではあれが普通だったのですが、今は電気も通るようになり、国と国の間もパスポートさえあれば簡単に移動できる時代になったのですから、やはり時代の進化に則って履きやすい靴をはく方が僕はいいと思います。
おてんば一番
脚本 城山
演出 森田
内容
野球に行こうとするカツオを止めようとして自分が野球をしたり、テレビで見たバレェの選手に憧れて足を高く上げる訓練をし二度も転倒して家族を心配させたり、裏のおじいさんから飛行機を取ってくれといわれ屋根の上に上がっていたところにフネと来客がやってきて、それに挨拶をしてフネに恥をかかせるなど、おてんばっぷりを発揮したサザエなのだった。
感想
サザエ回。しかし今回もサザエのおてんばっぷりが見事に発揮されましたね。しかしテレビを見ただけで実際に足を上げる訓練をするとか、影響されすぎだろ。しかし屋根に上がってもバランスを保てるなど運動神経のい一面見られました。
最初の、カツオの代わりに野球に行くサザエさんには驚かされました。
<原作4コマ>
中島に誘われ野球に行こうとするカツオだが、サザエに「宿題ができてからじゃないとダメだ」と言われて止められる。カツオと中島は「メンバーが足りないからどうしてもカツオがいないといけない」ことをサザエに言う。するとサザエは「あんたたちには負けたわ」と降参したかのように思ったが、実際に野球場に行って野球をしたのはサザエであった。(カツオは家で宿題をしている。)
もてもてマスオさん
脚本 中園
演出 佐藤
内容
休日、マスオはカツオたちの野球の試合に駆り出される。ツーアウト満塁という土壇場からのスタート。マスオは避けられずにボールに当たってしまうが 押し出したためカツオたちのチームが勝つことに。その後、公園でリカたちにままごとの助っ人を頼まれるマスオ。ベンチで「今日はやけにモテるなぁ」と思っていたマスオ。
その日の夜、サザエはかおりと早川が、サザエに、マスオのような旦那を持てて幸せだと言われたことをマスオに言う。
昼食後、カバンを探ると、ラブレターが出てきた。マスオはこれは社内の誰かからのものだと思う。もしラブレターの誘いに乗ってしまうと、サザエを裏切ったことになり、波平から家を追い出されてしまうかもしれないと考えたマスオは、波平と一緒に飲んでラブレターのことを忘れようとした。しかしそれはサザエが書いたものでマスオは1日中余計なことに悩み続けさせられたのであった。
翌日、マスオは女性に声をかけゲームをしようとする。しかしそれは「数当てゲーム」だったため、マスオは女性から大ひんしゅくを買われることになってしまったのである。
感想
マスオ回です。マスオさんはモテるよという話でした。サザエのラブレターは厄介でしたね。気持ちを伝えるなら普通の手紙にすればよかったのに。かおりちゃんたちからいい旦那んと言われたり、カツオたちから野球に誘われたりと大忙しのマスオさんでしたね。やはり人柄のいいマスオさんは人気があるのでしょうね。