本日も私のつたない未熟なブログへ来ていただきありがとうございますニコニコ

私と同じような体質で思い悩んでいる方の応援になればと思い、私の体験談を綴っています。また霊視鑑定、生霊調整のお仕事もさせていただいています。

 

まだ治療院で勤めていて、この体質にも慣れたというか少し諦めがついたころ?と言いますか(笑)院内でちょいちょい霊を見かけることがありました。土地的に建物が五差路の中に位置する場所に立っていたり正面に水神様(神社)が居たりで霊たちの行き来も多いように感じました。

 

そんな中、ある時期だけある人に特定の気配を感じることがありました。決して嫌な感じではないのですがお盆の時期だけ?終戦記念日や原爆の日?というより感覚的には学校の夏休み期間と言った方がしっくりくるかもしれません。

理由は結局解らずじまいでしたが…

 

当時週に2~3回お花屋さんのかねさん(仮)というおばーさんが私が入社する前からずっと来院していました。かねさんはすごく静かな方で初めてあった頃はいつも機嫌が悪いのではないかと思うくらい、表情も変えず会話もほとんどありませんでした。

この治療院では5年近く勤め、院長の都合で移転することになり閉院しましたが最後まで来てくれていました。

 

当然、毎週顔を合わせているとだんだんお話しする機会も多くなり仲良くなりましたニコニコ

1年目の夏はなんとなくかねさんの後ろに気配を感じる程度でしたが2年目になるとかねさんが治療しているベットのカーテンの陰から気配と視線を感じるようになっていました。


こんな感じの状況ですニコニコ

かねさんは決まって一番端のベットを好み使っていて、この時期になるとこのカーテンの陰から視線を感じるのでした。

確か勤めだして2年目の終戦記念日だったと思います。いつものように来院して端のベットに横たわって低周波治療器をセットしている時、かねさんがおもむろに話だしました。

内容は戦争の記憶でした。かねさんにはいつもかわいがって親のように自分を育ててくれた10歳くらい年の離れたお姉さんがいたそうです。かねさんはお花屋さんに嫁ぐ前からずっと東京の下町で生まれ育ちました。戦争の体験、記憶もこの町で起きたことです。

かねさんは自分をかわいがってくれたお姉さんを空襲で亡くしたことを教えてくれました。「今はこんなお店になってるけど昔はこんな感じでその店の前でまだ幼い私をかばって亡くなった...」というお話でしたショボーン

 

「よく覚えてないけど私だけ生き残っちゃってねぇ、姉の事忘れたことは一度もないけどこの時期になるとね、もっと思い出していろいろ考えちゃうのよ。」と言っていました。

まだ10代だった私はそんな話を聞いて気の利いた言葉を返すすべがなく何と答えてあげていいか解りませんでした。

でもそんなに大事な記憶、人に軽々話せるような内容ではない話を私になどしてくれてとてもうれしかった事だけははっきりと覚えています。

そして、このことがきっかけでこんな身近な場所で当時起こっていた戦争のお話をかねさんに会うたび聞かせてもらいました。空襲で近所の人が亡くなったり疎開で田舎に行った話などほんとに大変な時代を生きて来たんだなと、そして今も尚お姉さんの事を悔いて生きてるかねさんがとてもかわいそうというか、人柄を尊敬しもっと大好きになりました。

 

そんなある日いつものようにかねさんとお話ししていてお姉さんの話が出たとき(まだ見習いで何もできなかった私は雑用をしながら患者さんとお話するのも大事な仕事の1つでした。決して遊んでばかりいたわけでわ…まーよく院長には怒られていましたがえー)かねさんが寝ている治療ベットの陰から

 

 

「あなたが元気で生きててくれればそれだけでいいのよ」

 

とはっきり声が聞こえましたポーン

そんな方向に人がいるわけもなく私は一瞬たじろぎましたが、そろそろそんな霊の急な登場にも慣れてきていました。

 

(フフフニヤリどんなもんじゃい!ってまだまだそんな事にこれっぽっちも慣れたくもないし認めたくもない時期でしたがえー

 

でもこの時が初めて誰かに憑いている?護っている?霊が視れて話し声が聞こえた時でした。

 

戻しますねあせる

 

声が聞こえたのと同時に姿も見えました目

もうお分かりだとは思いますが、ずっとかねさんの後ろに夏休みの時期だけ感じていた存在はかねさんのお姉さんだったのです。

お盆の時期、終戦記念日、かねさんがお姉さんを思い出したときお姉さんは今もかねさんの傍にいてくれたんですね爆笑

 

 

ですが、お姉さんがそばにいる事

 

「あなたが元気で生きててくれればそれだけでいいのよ」

 

と言っている事をどう伝えていいか分からずにいましたショボーンすごく大事なメッセージなのにどう伝えていいか…

 

でもこんな事どうやって話をしたらいいんでしょう?

私は霊が視えます、かねさんの後ろにはたぶんお姉さんであろう方が居てこう言ってます…

 

ただの頭がおかしい人だと思われるのも嫌でしたし、私的にはお姉さんの姿も見えて、表情も見えて感動していますが言葉にするとありきたりでこんな若造が言っても軽々しく聞こえてせっかくかねさんの大事な話を冒涜しているように感じられてしまうのではないかと恐れ結局話せませんでしたショボーン今では話さなかったことをとても後悔しています。まだまだ未熟だったとはいえ伝える手段はなかったのかと。

 

その後もかねさんと良い関係は続き、たくさん戦争の体験を教えてもらっていましたが、やはりその時期になるとかねさんの後ろにはまだ幼い姿のお姉さんが寄り添っていました。

私はお姉さんと目が合えば周りに悟られぬよう会釈をしていました。

 

結局メッセージは伝えられないまま治療院は閉鎖し患者さん達とはお別れしました。(治療院の閉鎖にも院長のいろいろな理由があり私は閉めたくなく最後まで抵抗しましたが私が引き継ぐだけの経済力もあるわけもなく閉鎖になりました。)

 

でもこの話はここでおしまいではなく、遠い未来の私にかねさんからのサプライズが届くのでした恋の矢

 

次回はそんなかねさんの続きのお話!お楽しみに ニヤリつづくアップニコニコ

 

 

 

 

 

 

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