「起業家2.0」 質5 レベル2 | ネットショップ運営をうまくするブログ

「起業家2.0」 質5 レベル2

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【タイトルの質とレベルについて】
■質=本の質を5段階で評価しています。
5が最高で、1が「うーん微妙」という形式です。
■レベル=本の難しさのレベルです。
10は「難しすぎる。。良い事が書いてあるのだろうが、ぼくには10年早かったかな」
1が「小学生でも理解できるほど分かりやすい!」という形式です。

参考までに、
カーネギーの「人を動かす」は質5でレベル4です。
磯崎氏の「起業のファイナンス」は質5でレベル9です。
漫☆画太郎の「珍遊記」は質5のレベル10です。
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さて、今回僕が紹介する本はこちら

起業家2.0―次世代ベンチャー9組の物語/佐々木 俊尚

¥1,365
Amazon.co.jp


いわゆる「web2.0」※1と呼ばれる起業家たちを取り上げた本です。

アイディアのネタ帳」といった印象でした。

色んな起業家たちの創業前の時代から、アイディアが浮かんだきっかけ、
創業してから成功するまでを10ページ程度ごとに紹介をしてくれています。

これを読んで思ったことはやっぱり

自分の「好きなこと」「得意なこと」「できること

この三つを組み合わせてみんな、自分なりの起業をしているなあと
思いました。


というかその三つが重なって始めて「起業をする」、という
結論がでてくるのかなと思います。

ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、どれか足りない箇所があるならば
それを補うヒト・モノ・カネを「調達」すればいいと思います。

ぼくもお店を立ち上げた時には、
はっきり言ってヒト・モノ・カネの全部なかったです。

あるのは「好きなこと」と「得意なこと」だけでした。

でも、本当に自分の好きなことをやりたくてその熱意が伝われば、
「何とかなる」というのが感想です。

ただ、熱意だけではダメなので、その熱意を「見える化」することが
大切だと思いますが。


まあ、ぼくの場合は立ち上げるまでが、目標になってしまっていて、
肝心の商売は全くダメでした。

だから、もし将来自分のお店を持ちたいと思っている方がいたら、
伝えたいです。

「将来じゃなくて、”今”持ってしまえ!」と。

みんな自然と「店を構えること」が目標になってしまいがちですが、
あくまでもそれはスタート。

自分の店を持つことなんて誤解を恐れず言えば、
とってもかんたんです。

そのお店を持続させ成長させて行く方が一億倍難しいのです。

だから、もし「自分のお店(会社)を持ちたいな」と思っている方は、
開業するために修行するのではなく、開業後に”どう成長させていくか”を
考えていくことがとっっっっっても重要です。


【3つのステキフレーズ】
ここでは、「一冊の本に書かれている重要なことなんて3つ程度」という
持論から、毎回「おおっ!」と思ったステキフレーズを3つ紹介します。

今回は次の三つの事例からぼくが感じたことを話したいと思います。

1)バイマ

ここはかんたんに言うと、
「自分だけのバイヤーを世界中に持つことができるサービス」
という感じですね。
詳しいことは実際にはHPをご覧いただければと思います。

ネットショッピングサイトの一つでもあるバイマの肝は

受取後決済が可能ということです。

まず、決済はクレジットカードのみ。
そして、購入の時点で決済ボタンを押したら、「仮押さえ」をする。

そして、商品が到着し購入者が「受取確認」ボタンを押せば、
実際に販売者側に入金されるというシステムです。

こうしておけば、購入者は詐欺に合わないし、販売者側も
代金を取りはぐれることがない。

こうすることによって、売る側も買う側もネットショッピングならではの
不安感が無くなり、参加しやすくなるのです。
ちなみにバイマ側は代金の3%を手数料としてもらうという課金システムのようです。

これだけネットショッピングが浸透してきたら、やっぱりいかに
決済システムの充実を図るかが、
今後のカギになってくるんじゃないかなと思います。


バイマが取り入れた「仮押さえ」システムは今後の決済方法の
メインストリームになるんじゃないだろうかというのがぼくの予想です。

ちなみに、楽天オークションなんかはこの辺りが秀逸だなと思います。

2)mixi

やっぱりと思いましたが、mixiのサイトデザインをする際に気をつけたことは

女性誌のようなデザインにすること

だったそうです。

Facebookがいまいち日本で浸透していないのは
そのインターフェイス。つまり外見が「カワイク無い」からだと
言われています。

日本人は世界一「ファンシー」なものが好きな国民らしく、
とにかく、その機能よりも見た目の可愛さが成功するかどうかを
握っていると言われています。

でも、ぼくはmixiとFacebookは似て非なるものだと思っているんですけどね。


3)フォートラベル

ここは旅行の体験記を集めたサイトです。

これを見て、ぼくが思ったのは
「留学専門の口コミサイト」があればいいなあと思いました。

ぼく自身、20歳の時にワーホリでオーストラリアに行きましたが、
旅立つ数ヶ月前から現地の情報収集に必死でした。

家賃はどれくらいか?現地の語学学校のレベルや評判、物価、
日本人の割合、治安、日本から持っていくべきもの、求人情報
など、挙げればキリがありません。

当時はまだブログもあまり発展しておらず、情報を得られるのは
留学エージェントくらいでした。

しかし、留学エージェントに申し込むのは学生にとっては
破格の値段です(平均20~40万円程)。

そこで、留学に関するポータルサイトのようなものがあればいいなあと思いました。
そこで全ての情報がやりとりできて、ホームステイ先も紹介してもらったり
現地のシェアメイトや求人情報が掲示板形式で見られたら、
どれだけ安心して旅立つことができるんだろうと思いました。