役者さんが三味線を弾くシーンで『この人本当に弾いてる❓』と良く聞かれるので【簡単にわかる方法】 | ヒーラー大輝の気まぐれブログ

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テレビ等で役者さんが楽器を弾くシーンが良くありますが、三味線を弾くシーンになると「ねえ、この人本当に弾いてるはてなマーク」と良く聞かれます。


母に呼ばれて行ってみると「この人指と音が違うと思うんだけど、弾いてるか見て」


またかい笑い泣きです。


確かに勘所と音が違ってたりするけど、録音かもうーん


ひらめき電球クイズ〜


下の2枚の写真を見て、どっちが弾ける人の手でしょうか。




よ〜く見ると答えが分かっちゃうアセアセ

上の写真に爪が写っています。


三味線弾きの爪には【糸爪】と言って、糸の通り道がついています。

薬指には【弾きダコ】があってて、糸を弾く事で固くタコになっています。

お稽古をサボって、この2つが無くなると、良い音で弾けませんし、特に糸爪が無いと困ります。


と言う事で、クイズの答えがわかると思います。


(。=`ω´=)ぇ?分からにゃいはてなマーク


上の写真を良く見ると、人差し指の糸爪が写っているけれど、糸を押さえていませんよねはてなマーク


答えは下の写真が正解です。


きちっと糸を爪で押さえて弾きます。


ひらめき電球もう1つクイズ〜

下の2枚の写真で、正しい調子の合わせ方はどっちはてなマーク




小唄端唄は、短い曲なので、弾く前に調子を合わせたら、最後迄調子は変わらないと思いますが、常磐津等の古典は、段切れ迄に1曲の中で何度も調子を変えて弾く事が多いです。


【本調子】【二上がり】【三下り】【六下り】等が有ります。


調子が変わらない所でも、開放弦を弾きながら途中何度も調子を合わせながら弾きます。


クイズの答え分かりますかはてなマーク

どちらがちゃんと糸巻きが止まると思いますかはてなマーク


答えは上の写真です。

小指をかけて、きちっと締めます。

もう1枚


こんな感じです。


調子が変わる時、弾きながら変えるのと、前の終わりの音の余韻を聞いて弾かずに上げるのとあります。


ここ迄の話は、古典の話なので、津軽や民謡は違うかも知れません。

三味線、撥、コマ、糸も違いますので、特に津軽は違うのではないかと思います。

弾き方も大きな違いがありますので。


あとは、三味線の扱い方で、弾ける人か弾けない人か分かるのは、竿を拭く時、竿と糸の間に指を入れて持ち上げるかと言う事。


写真はありませんが、糸を持ち上げます。

そういう所を見ると、その役者さんがどの程度弾ける人か分かると思います。


何年か前の朝ドラで、玉木宏さんが三味線を弾いているシーンの時は「ちょっと見てびっくりマークねえ、本当に弾いてるはてなマーク早く早くびっくりマーク」と、母に何度も呼ばれました大泣き


母が知りたいのは、一流のお師匠さんにきちんと入門して名前を持っているか、という事。

その時点では、名取さんではないと思いました。


その役の為に相当お稽古されたと思います。

もう少し力が抜けたらもっと弾けるようになる、と思って見ていました。


あ、偉そうですよねゲラゲラ

今回のお話、僕はヒーラー大輝では無く、常磐津菊志央として書いています。

歌舞伎に詳しい方なら、僕の名前を見ると、お師匠さんの名前が分かると思います。


お師匠さんと僕の関係は、確か、他の記事に書いたと思います。


↓僕のお稽古の様子