何より驚いたのは氷室京介が春風亭昇太の1コ下という事実

何かを嬉々として得意げに高らかに語るさまを

「鬼の首を取ったように」

といいますが、あれってどうかなと思うんですよね。

私の知り合いで鬼の首を取った人間はいないんですが、聞いた話によるとその昔、桃から生まれた男の子が鬼ヶ島で鬼をバッタバッタと叩きのめしたそうな。

しかし彼は鬼ヶ島より帰ってのち、育ての親である夫婦とともに倹しく暮らしたそうな。鬼を倒した功績について得意げに語るような行りはありませんでした。

私はどうでしょうか。

仮にこの21世紀IT社会に鬼が現れたとします。

鬼の体躯は5m、硬い金属製と思われる凶器を所持していたとします。

その鬼が大都会東京を暴れまわり、発生から3日間で死傷者は確認できているだけで1000人を超え、マスコミによれば経済的損傷は1000億円を下らないとまで言われているとします。

鬼に対し政府は非常事態宣言を発令、自衛隊はもとより駐日米軍部隊も必死の攻撃をしかけるものの、鬼には全く効果がないものとします。

そこに私が現れるとします。

首都圏の市民はシェルターに避難しているハズが、嗜好品を切らし、閉まっているとしか思えない煙草店に赴く私。そこに立ちはだかる鬼。自衛隊は必死に呼びかけます。

「そこにいる短パン半袖の一般人！ここは警戒区域のど真ん中だ！今すぐシェルターに戻りなさい！」

オスプレイの威嚇射撃を左手でいなす鬼。

「繰り返す！そこの一般人！今すぐシェルターに避難しなさい！」

煙管を咥え、左手には財布を持つ私。行きつけの煙草店しか眼中にない。

ドォーーン！突然の轟音。

「くそっ！鬼め！C2を顔色ひとつ変えずに！？」

鬼の左手から上がる黒煙。しかし私の煙管から煙は上がらない。

「危ないぞそこの一般人！やむをえん！こちらから救出しに行くからそこを動くな！」という叫び声を聞き終わるか否かというその時、遂に対峙するひとりの市民と鬼。

1.8m程しかない小さな市民を睨みつける鬼に向かって高く上げられた右手。

「タバコ、切れてんだよね」

閃光と共に突風。一瞬のちに目を開けたヘリコプターの操縦士が確認したのは、5km程離れた瓦礫の山に横たわる鬼の姿。そして眼下に佇む男の高く高く上げられた右手中指から立ち上る砂塵。

無論、それきり鬼が再び立ち上がることはなく、サイバー都市TOKYOは平和を取り戻すこととなる。

男は煙草をふかしてこう言った。

「タバコ、切れてたからさ」

の方がカッコよくね！？Σ（・□・；）

いや、マジな話。あんまクドクド自慢話するやつってダサいですよね。そういうのは周りから言われるのがいいんであって、自分から言っちゃうと途端にウザいというかなんというかね。ね。ありますよね。

「鬼の首を取ったように」を作った人は想像力に乏しいんじゃないかな。或いは私の思慮が足りないだけか。

おはようございます。しごつーです。ご挨拶が遅れましてすみません。

「すいません」じゃなくて「すみません」が正しい、っていいますけど、じゃあこれ、“い”を音便と捉えるとどうでしょう。途端に足下がグラつくような気持ちになりませんか？ませんか。なんとも言えませんね。

アメリカ人はアメリカンフットボールのことを“フットボール”、フットボールのことを“サッカー”と呼びますが、アメリカ人のいう“サッカー”を“フットボール”と呼ぶイングランド人はアメリカンフットボールを何と呼ぶのでしょうか。

モンゴル人は日本の相撲をモンゴルの言葉で日本相撲と呼ぶのでしょうか。和式相撲でしょうか。“和式”という言葉が排泄を想起させるのは何故なのでしょうか。

ナポリタンスパゲッティーはナポリには無く、アンデスメロンはアンデス産ではありません。カリフォルニアロールは世界じゅうで食べられますが、酢飯を海苔で巻いたものの上に寿司種を乗せるタイプの寿司をイタリア人がコロッセオと呼んでいたらだいぶガッカリする気がします。

何気なく使っている“軍艦”を言葉のみで説明したのは初めてですが、さすがに想像力のある読者諸賢には伝わりましたでしょうか。

何でもかんでもゆとりゆとりって言えていいですね近頃の大人は。今まで使っていた「近頃の若いやつら」が3文字に縮まっただけだということに気がついているのは全体の何%なんでしょうね。脱ゆとり、ポストゆとりの若者のけなし方を名付ける皆さん、次は2文字という非常に困難な状況ですが、大いに頑張ってください。

明日はお買い物にゆこう。

そして名人戦を見るんだ。

2016が時代の節目になるかもしれない。

んじゃまたな(＾ｰ^)ノ

MC452