J.K.ローリングが教えてくれたこと
ハリーポッターシリーズ、全部見ました。
金曜ロードショーで。
否、いくつかは劇場に足を運んだんですが、遂に昨日私の中では完結しました。
あれたぶん、最終話のダンブルドアの台詞に全部詰まってると思うんですよね。
ハッキリ憶えてないんでフワッと書くんですが、“言葉は人を傷つけることも元気づけることもできる”みたいな。
もちろん一般論としてもそうだし、J.K.ローリング自身“小説”という媒体を通してそれを実践なさっているんだな、と感じました。トータルでみて良い作品だな、と思いました。最後ネビルが全部もってっちゃうのとかサイコーでした。
シリーズ全体を通してもそうだし、1つ1つを見てもやはりメッセージ性の強い作品で、お子様に読ませたいという親御さんの気持ちも、いい加減日村さんに読ませたい、読まなきゃ解散だという設楽さんの気持ちもよくわかりました。
ただ、
やっぱり“お子さん”なのかな、と思ってしまったのが締めくくり。というか、これは私が感じ取れていないだけなのでしょうか。倫理観のすり合わせ(後述します)ができていない、というところなんですね。
1つ1つの話はうまくできているんですが、トータルで見ると例えばヴォルデモート卿やベラトリクスがただの“バッキバキのワルモノ”で終わっていってしまう。せっかく魔法を媒介として豊かな人間味溢れるドラマを描いているにも関わらず、“死”を描く部分で重要な“殺害”という行為或いはその動機といった部分がスッポリ抜けてしまっているような気がして。もちろん“悪”は“悪”としてザクっと線を引いてあるのはわかりやすい(ex:バイキンマン)んですが、「なんで殺すの?」というモヤモヤした気持ちが残ってしまうんですよね。まぁ設定からして悪の帝王が不死を手にするのを阻むっていう話なんで、そこは難しいといえば難しいんですが。
ゼブルスは原作よりだいぶカットされてしまったとはいえだいぶとそのストーリーが描かれていて良かったです。ただ物語全体として彼は“悪役”ではないんですが。なぜベラトリクスがあんなにもヴォルデモート卿に心酔し、なぜ彼女はあんなにもハリーを殺害せんとしたのか、気になって眠れませんでした(クラブ行ってました)。
で、この重要な“倫理観のすり合わせ”についてなんですけど、これは一般的な言葉ではないみたいなんで自分なりに解説します。まぁ上述の通りなんですが、簡単に云うとその、悪も正義だ、っていうことなんですね。新撰組と維新志士が闘ったのはつまり互いにそれぞれの正義を貫こうとしていたためで、幕府が滅んだとか維新政府が建ったとか、誰が正しくて誰が悪いなんていうのは結果論(勝者=正しい)でしかないんですよね。人間の行動には常に理由があるわけで、そこを抜いて戦いだけを見せられても「なんで?」という感想が残るのは至極当然です。
だから好きなんですよ、名探偵コナン(強調構文)。
名探偵コナンはバッタバタ人が死ぬんですが、謎解きのあとで必ず犯人が殺害の動機を話してくれるんです。もちろん些細なこともありますし、それで「え?そんなことで殺す?」と思うこともあります(登場人物が指摘することも多々)。しかしこれがあると無いとでは「救われた感」が大違いなんですよね。「誰でもよかった。ただ人間の血が見たかった」という理由で殺されるんじゃ、紙の上でもは浮かばれません(ここで“事実は小説より奇なり”という言葉を出さねばならなくなってしまっている世の中が嘆かわしいばかりです)。そう。これが倫理観のすり合わせの真の側面、云うなれば「殺される理由」ですね。「なぜ殺すか」よりも「なぜ殺されるか」は、慎重に描かれなければなりません。ただただ真っ当に生きていた人間が突然理不尽に殺されるのは、本当に文字どおり「救われない」んですよね。救われないのはクソみたいな現実世界だけにしていただきたいものです。
ご挨拶が遅れまして恐縮です。おはようございます。しごつーです。町田Voxに行ってました。
やはり“現場”っていうのは良いものですね。3hそこらしか滞在してなかったんでアレなんですが、感じるものがビシビシありました。
Love is like a showであると同時にやっぱりA show is like loveなんだと思います。書を棄て・・・とはよく申し上げたものですが、クラブやライブハウスに足を運ぶたびに私のメモ帳が溢れてゆくのが一つの幸せです。うん。
今日はたまたまさっき見てしまった占いの結果が良さげだったので、このまま寝ないでアウトプット作業をしましょうかね。っていうかアウトプットって云うけどさ、
・・・これは長くなるからまた今度でいいか。
んじゃまたな![パー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/106.gif)
MC452
![読者登録してね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_29.gif)
金曜ロードショーで。
否、いくつかは劇場に足を運んだんですが、遂に昨日私の中では完結しました。
あれたぶん、最終話のダンブルドアの台詞に全部詰まってると思うんですよね。
ハッキリ憶えてないんでフワッと書くんですが、“言葉は人を傷つけることも元気づけることもできる”みたいな。
もちろん一般論としてもそうだし、J.K.ローリング自身“小説”という媒体を通してそれを実践なさっているんだな、と感じました。トータルでみて良い作品だな、と思いました。最後ネビルが全部もってっちゃうのとかサイコーでした。
シリーズ全体を通してもそうだし、1つ1つを見てもやはりメッセージ性の強い作品で、お子様に読ませたいという親御さんの気持ちも、いい加減日村さんに読ませたい、読まなきゃ解散だという設楽さんの気持ちもよくわかりました。
ただ、
やっぱり“お子さん”なのかな、と思ってしまったのが締めくくり。というか、これは私が感じ取れていないだけなのでしょうか。倫理観のすり合わせ(後述します)ができていない、というところなんですね。
1つ1つの話はうまくできているんですが、トータルで見ると例えばヴォルデモート卿やベラトリクスがただの“バッキバキのワルモノ”で終わっていってしまう。せっかく魔法を媒介として豊かな人間味溢れるドラマを描いているにも関わらず、“死”を描く部分で重要な“殺害”という行為或いはその動機といった部分がスッポリ抜けてしまっているような気がして。もちろん“悪”は“悪”としてザクっと線を引いてあるのはわかりやすい(ex:バイキンマン)んですが、「なんで殺すの?」というモヤモヤした気持ちが残ってしまうんですよね。まぁ設定からして悪の帝王が不死を手にするのを阻むっていう話なんで、そこは難しいといえば難しいんですが。
ゼブルスは原作よりだいぶカットされてしまったとはいえだいぶとそのストーリーが描かれていて良かったです。ただ物語全体として彼は“悪役”ではないんですが。なぜベラトリクスがあんなにもヴォルデモート卿に心酔し、なぜ彼女はあんなにもハリーを殺害せんとしたのか、気になって眠れませんでした(クラブ行ってました)。
で、この重要な“倫理観のすり合わせ”についてなんですけど、これは一般的な言葉ではないみたいなんで自分なりに解説します。まぁ上述の通りなんですが、簡単に云うとその、悪も正義だ、っていうことなんですね。新撰組と維新志士が闘ったのはつまり互いにそれぞれの正義を貫こうとしていたためで、幕府が滅んだとか維新政府が建ったとか、誰が正しくて誰が悪いなんていうのは結果論(勝者=正しい)でしかないんですよね。人間の行動には常に理由があるわけで、そこを抜いて戦いだけを見せられても「なんで?」という感想が残るのは至極当然です。
だから好きなんですよ、名探偵コナン(強調構文)。
名探偵コナンはバッタバタ人が死ぬんですが、謎解きのあとで必ず犯人が殺害の動機を話してくれるんです。もちろん些細なこともありますし、それで「え?そんなことで殺す?」と思うこともあります(登場人物が指摘することも多々)。しかしこれがあると無いとでは「救われた感」が大違いなんですよね。「誰でもよかった。ただ人間の血が見たかった」という理由で殺されるんじゃ、紙の上でもは浮かばれません(ここで“事実は小説より奇なり”という言葉を出さねばならなくなってしまっている世の中が嘆かわしいばかりです)。そう。これが倫理観のすり合わせの真の側面、云うなれば「殺される理由」ですね。「なぜ殺すか」よりも「なぜ殺されるか」は、慎重に描かれなければなりません。ただただ真っ当に生きていた人間が突然理不尽に殺されるのは、本当に文字どおり「救われない」んですよね。救われないのはクソみたいな現実世界だけにしていただきたいものです。
ご挨拶が遅れまして恐縮です。おはようございます。しごつーです。町田Voxに行ってました。
やはり“現場”っていうのは良いものですね。3hそこらしか滞在してなかったんでアレなんですが、感じるものがビシビシありました。
Love is like a showであると同時にやっぱりA show is like loveなんだと思います。書を棄て・・・とはよく申し上げたものですが、クラブやライブハウスに足を運ぶたびに私のメモ帳が溢れてゆくのが一つの幸せです。うん。
今日はたまたまさっき見てしまった占いの結果が良さげだったので、このまま寝ないでアウトプット作業をしましょうかね。っていうかアウトプットって云うけどさ、
・・・これは長くなるからまた今度でいいか。
んじゃまたな
![パー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/106.gif)
MC452
![読者登録してね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_29.gif)