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伊坂幸太郎、という方をご存知でしょうか。否、こんなことを書くのも失礼ではないかというくらいに有名人であることは自明なわけですが。



会話なり何なりをするときに、前提知識というようなものが必要なことがあります。相手がこれを知っている、という前提がないとその内容が伝わらない、ということですが、これを教養ともいいます。



そうそう、最近伊坂幸太郎氏の本を読んでいるのですが、氏に限らずとかく文学者というものは、他の文学の引用をしたがります。否、したがるというわけではなく、職業柄アタマに入っている相対量が多いため、書き物をする際にもそれが出てきてしまう、という場合があるのでしょう。私もそう、特にBlogなどという個人的な意識を思うままに文字にする形では、一般的でない知識をお話しすることになるケースがままあります。



教養の強要、というのはあまり好みません。“これは教養だ”と押し付けられる様な種類の知識はその時点でもはや教養とは申し上げられないでしょう。どこからどこまでを教養と呼ぶことができるか、は実に難しい問題であると考えます。



そこで、伊坂幸太郎氏。



氏の作品にもなかなかの量の引用が登場しており、例えばこのBlogで感想文を書くとした場合、それらしいものにするには私の仕事量が増える割に全くペイがないという文字どおりの徒労になると同時に読んでくださるみなさんもだいぶと疲れさせてしまうことになるでしょう。気が向くまでやらないこととします。



伊坂幸太郎氏も含めてですが、ここで紹介するものも含め、私は多少古めの作品をよく読んでいます。兄やんに話したところ「俺は生きてる作家のは読まないから」と一蹴されましたが、私はあまりそこに線を引くのはよくないのかな、と考えます。即ち作品とは作者を離れて完成するものである、と。もちろん兄やんの理屈「生きてる作家はさ、言い訳が立っちゃうじゃん」という説には一理ありますが、そんな作家はクズであるいう前提でのお話。



もちろん出たばかりの新作を読むのも悪いことではないと思うし私もするのですが、ちょい古の作品をスルーするのはあまりよろしいことではないのではないか、と考えるわけです。古今にしても万葉にしても源氏物語にしても、その当時のベストセレクションの一つとして現代にまで受け継がれているものです。もちろんそれらがある意味において良作と呼ばれることには疑いが無いものの、逆に、時代に置き去られた作品たちに“良作”と呼べるそれがなかったか、というと疑問です。むしろそこに光が眠っているとするのならば、私は皆の愛でるダイヤモンドよりも、隠れたターコイズを掘り起こしたい、という心地がします。



と、理屈のようなものをこねたところで言い訳のようになってしまいますね。人間などというものは喋れば喋るほどにアラが目立つ、というのは麻生太郎氏が身を持って我々に教えて下さった貴重な教訓です。



おはようございます。しごつーです。



作品は作者の手から離れたところで評価されるべきだ、という考えはわりと強く持っていて、逆に云うと“ブランド意識”みたいなものに嫌悪感を持っています。例えば「モーニング娘。だから良い曲」なんてことは断言できるはずがなく、もちろん責務的にリリースされるシングルを毎回購入するファンの方々を悪く思うということは全く無いんですが、だからといってそれが作品の善し悪しには直結しないものと考えます。作家についても同様で、同じ作家の作品だからといって盲信することはあまり良くないこと、と考えてい







んですが、



びっくりしました。



前山田健一氏。



とりわけアイドルポップに関してはあまりその作者を気にすることがなかったんですが、先日ひょんなことからWikipediaの前山田健一氏の欄を見て、そのプロダクトをつらつらと眺めていたらまぁびっくり。私が刺さった曲がことごとく彼だったんですね。もちろんそれだけではないんですが。彼が誰よりも優れているとはもちろん申し上げないし同様にアイドルポップばかりを贔屓することなどはありませんが、やはり餅は餅屋。魚は水を得てこそ泳ぐんだなとはAK-69を聞くまでもなく明らかですね。



ものを作る際には、その“もの”にとって最良のカタチでしてあげるのが一番。例えば楽曲であれば、それがどの人にどんな風邪に歌われるのが一番か、ということを想定してつくることが大切なことなのだと考えます。それが、ももいろクローバーZさんがライヴ活動を精力的に続けている大きな理由なのでしょう。そして私が“文庫版”を好まない理由でもあります。



ちなみに先日YouTubeでももクロさんのMVを一気にいくつも見たんですが、なんなんでしょうねあれは。笑いが抑えられないというか、良く云うと笑顔が自然と溢れるというか。必至に真顔で見ようと思ったのですが、私には不可能でした。アレはもう、すごいですね。あのソフトクリームひたすら舐めつづけてるやつ、何でしたっけ。あれは堪えられるんじゃないかと1分程がんばってみたのですが、れにさんがコーンかじり出したところで吹き出してしまいました。恐ろしい破壊力ですね。ご存知無い方は是非ご覧になってみてください。



んじゃまたなパー





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