5.11 AGU × @tsuda | MC452 オフィシャルブログ 「大都会での粋な日々」 Powered by Ameba

5.11 AGU × @tsuda

本日青山学院アスタジオで行われたイベント「@tsuda~青学に津田大介を呼んでみた~」に参加してきました。


この講演の模様はTogetterにもまとめられているので、臨場感を楽しみたい方はそちらをどうぞ。


私も上記Togetterは軽く拝見しましたが、内容だけを追うためには見づらい印象を受けたので、ここに内容を私の個人的な目線から簡潔にまとめてみることとします。


私が会場に到着したのが14:40頃。私見ではあるが「思ったより賑わっている」といった印象。


会場に入るなり渡されたプリントには今回の次第と津田大介氏の簡単なプロフィール、そして合同企画のNHKクリエイティブ・ライブラリーの紹介が記載されていた。


私は事前にまとめていた資料とメモ用のルーズリーフを手に、準備万端の状態でシンポジウム開始。会場のスクリーンにはタイトルと公式ハッシュタグ(#aotsuda)が表示される。


津田大介氏登場。TLにわかに盛り上がり始める。私はiPhoneの充電がキビシかったため、以降できる範囲でメモをとりながら拝聴。余談であるが、私が初めて直に津田氏をみた感想は、「思っていたよりぽっちゃりしていらっしゃるな」⇢「スニーカー派手だな」


Ustreamでも生配信していたやう。参考;http://www.ustream.tv/user/dadamoreaoyama(いま確認したところ、ログは公開していない様子)


さて、本編である。まずは津田大介氏の軽い自己紹介から(ここでは割愛する)。


第一部:「津田大介vs青学生」


青山学院大学総合文化政策学部の学生に対して行なったアンケートをもとに、トークを展開。

津田氏「文化と政策は別なんですか?文化政策なんですか?」

進行「どちらかというとえっと・・・、正直わかってないです。」

進行「総合文化政策学部とは、総合力をもって、社会の中の文化、芸術活動をプロデュースできる人材を育成するための学部。そのラボラトリー実習の中で、様々な企画・制作をしている。詳しくは第二部・第三部で。」

進行「(某ラボの)Twitterアカウントのフォロワーが、1年間で3万人に。」

津田氏「なんで?」

ラボ員「mixiなどで少しづつ広げていきました。」

津田氏「地道な活動が功を奏して・・・。」

と、和やかに進行していきました。以下テーマごとにまとめます。



▽青学の生徒アンケート「SNSを始めた時期・使用しているSNS」

⇢アンケート結果では2004年頃に使い始めていた層が最多数。また、Twitter、mixi、Facebookでのうち利用しているSNSではTwitterが圧倒的多数(Twitter50、mixi22、Facebook10)。

津田氏「03年にアメリカでフレンドスター等のSNSが興り、翌年頃日本に入ってきた、というかmixiがそれにまるまる乗っかった感じ。」

津田氏「僕は2000年ぐらいはBlogも初めていなかったし、ネットはブラウズを主にしていた。当時はまだSNSという形というよりも、Napsterを介したコミュニケーションなどは利用していた。」

進行「僕は前略プロフィールから始めて、徐々にmixi、Twitterへ」

津田氏「僕等の頃は前略プロフは無かったけど、卒業文集などの『なんとかベスト5』みたいなものはあって、それがいま日常化したのが今の流れになっているのかな」

今の若者のソーシャルメディアは、「ケータイ」を媒介としたもの。



▽Twitterが廃れてしまうことはあるのか?ブームで終わるのか。

津田氏「とうぶんは残る。お金も困っていないし。なくなったとしても、今のリアルタイムウェブの形は最早基本になってしまったので、今後も続いていくだろう。」

進行「なんでFacebookは日本で流行らない?」

津田氏「Twitterはオープン、Facebookはクローズド。知らない人と仲良くなるのがTwitterで、知っている人とより仲をふかめるのがFacebook。日本では後者の役目はmixiがになっており、既に強い存在となっていたため、丸カブリしてしまった。日本でFacebookのライバルはmixi。」

TLから「SNSの定義は?2chは?」

津田氏「2chは匿名であるため、人が集まって盛り上がることはあるものの、イベントが終わるとみんな消えていく。Twitterは固有IDなので、イベント後でも『人』との関係性を深めることができる。」



▽「信憑性のある情報」、RT問題、SNSの今後


津田氏「震災時いろんな情報が飛び交って、混乱している印象を受けた。当時11万人ぐらいフォロワーがいたので、確定している情報を流すのは意味があるかな、と思い情報をtweet。1ヶ月ぐらい自問自答しながら情報を流す活動をし、被災地に行ってみると、被災者は『とにかく情報が欲しい』と。メディアが流さないことを流すこと、情報をより分けることには意味がある、と確信。」

進行「RTは安易にしないほうがいい?」

津田氏「RTは諸刃の剣。Twitterはマスメディア並にものすごい速さで広まっていく。しかも個人でそれが可能。『デマかなぁ』と迷うなら、困っている人がいる・・・と心配するならできる限りソースを確認した上でRTはした方がいいと思う。しかし、追々の確認・検証作業は必須。ある時間を境いに情報がデマになる(解決している問題が尚広まる)こともあるので注意。」

進行「SNSは今後どうなっていく?」

津田氏「マスメディアは"今”を伝えるメディアであるためか、震災から離れている。しかし復興には多くの時間が必要。"今”が3ヶ月後、半年後、1年後にどう変化しているかを継続的に定期的に発信することが大切。マスメディアではそれに限界があるため、それを今後はSNSで担うことができる。被災地の人、被災地に行った人の生の情報は重要。」



▽金髪について


津田氏「ググってください。」



▽風評被害について

津田氏「風評=ブランディング。風評とは表裏一体なものなので、客観的に検査されて安全性が確認される体制がしっかりしていればすぐに風評”ヒガイ”はなくなるが、現状で政府の体制が整っていない。メディアの責任も大きいが。」



▽メディアリテラシーについて

津田氏「『誰かが見ている』意識を持ち、パブリックとプライベートをしっかり分けること。情報の公開範囲をわきまえること。公開した情報が及ぼす影響を認識し、投稿者本人の意識と、関係者に対する配慮を。他人のことについてはまず本人の『確認をとる』ことが肝要。」



『Twitterはこうあるべきだ』という風潮については

津田氏「ものすごくナンセンス。Twitterはコミュニケーション、インフラの一手段でしかない。それぞれが感じる心地良さ」



▽ジャーナリストを志す人へ

津田氏「一度新聞社に入ってみるのも一興。経験は積んでおいてよい。大学生などなら、ジャーナリストとしてデビューしてしまうのもよい。可能性はすごく満ちていると思うので、がんばってください。」



といった感じで和やかに第一部終了(拾いきれていない部分もあると思いますのでご容赦下さい)。


今回はここまで!!第二部の内容はわりと深い感じだったので、明日以降に改めて気を使いながら書いてみます。


ご指摘等々ございましたら@mc452までお願い致します。


それでは。





MC452