こんにちは!

 

前回、背骨が曲がっている患者さんについて書かせていただきました。

 

そこで、背骨が曲がっている方の症状の1つとして

 

「貧血」

 

があるのですが、

 

なぜ貧血になるのかというお話です。

 

背骨の役割は教科書的に言うと

 

・支持(身体を支える)

 

・運動(身体を動かす)

 

・保護(内臓、神経を守る)

 

これらがあげられます。

 

これだけでも重要なことがわかるのですが、

 

私の経験・考えとしては背骨が曲がることによって

 

「呼吸が浅くなる(うまくできなくなる)」

 

これが結構出てきています。

 

呼吸は皆さんがご存じのように肺が動くことによって

 

酸素と二酸化炭素を入れたり捨てたりしています。

 

そこで、この呼吸って意識的に皆さんしてますでしょうか?

 

ずっと意識的にしていればある程度、代謝できているのですが

 

ほぼ「無意識」の中で行われています。

 

仕事中に息吸おう~

 

とかずっと思う人はいないですよね

 

また、寝ている間も呼吸していますよね。

 

というように人間の呼吸はほぼ無意識の中で行われています。

 

そこで背骨とどう関わりがあるのかというと

 

背骨は肋骨と連結して肺のスペースを確保しています。

 

胸腔とも言います。

 

この胸腔が背骨が曲がることにより、狭くなったり広くなることはイメージつきますでしょうか?

 

狭くなっていると酸素を取り入れようと息を吸おうとしても、スペースが無いので肺が広がれません。

 

結果、十分な酸素を取り込むことができなくなってしまいます。

 

酸素の少ない血液が全身に渡る

 

⇒酸欠状態

(血液中のヘモグロビンが少なくなる)

 

に陥りますね

 

これを一般的に「貧血」と呼んでいます。

 

食事などで鉄分を取ることも重要ですが、このように背骨が曲がることでも貧血になる可能性は多くあります。

 

もし、症状がある方はこういうところを見直してみるのもいいかもしれません。

 

今日はこれで終わります。

ありがとうございました。