文杉で初の対外試合となる練習試合を行いました。
 
学芸大の先輩に何から何までお世話になり、実現することができました。

いや、感動しましたね。なんだろう、初めての感情でした。

普段、テニスコートに閉じ込められている子どもたちが、広いピッチを嬉しそうに駆け回っていました。

その上、先制ゴールまで奪ってみせたのです。

プレーヤーのときとはまた違う、まるで違う嬉しさでした。

そして、なぜか、こちらの方が「自分」を感じるんですよね。いやー嬉しかった。

そのあとは当然のようにボコボコにやられました。おそらく最終スコアは1-8だったと思います。それが今の現実です。  

練習でやってきたことを表現できたシーンは限られました。硬さもあったのだと思います。思っていたより、ピッチが広くなることで変わるものがあったのだと思います。私自身も手応えより不甲斐なさを感じたのが正直な感想です。

ただ、それは必要なことだったと思います。

練習でやっていることと試合で起こること。それをいくらリンクさせようと努めても、イメージだけではサッカーはできません。

今日、ようやく試合で起こることの具体的な経験が選手たち個々に入ってきたことでしょう。  

ここからどう変わっていくでしょうか。

サッカーは走れなきゃ面白くないし、球際に勝てなきゃボールを奪えなくて面白くないし、色々なものを同時に把握できなきゃ判断がうまくできなくて面白くないし、判断ができても能力が伴わなきゃイメージを具現化できなくて面白くないし。

だから、走るし、バチバチ練習するし、色々な練習をするし、反復して練習するし、どうしたらいいか考えるんですよね。

1-8から始まるスタート。いいじゃないですか。

やっと一歩が踏み出されました。彼らの一歩が。