今シーズンから、関東社会人リーグ1部に属する東京ユナイテッドというチームで、プレイングコーチ(選手兼コーチ)としてプレーすることになりました。チームでは初のプロ契約選手となり、よって私自身もまだプロとして選手を続けていきます。同時に、コーチ業もスタートさせることになります。

 

関東社会人リーグ1部は、日本においては、上から数えて5番目のカテゴリーにあたります。東京ユナイテッドは昨年2部リーグを制し、今年からこのリーグに挑戦するクラブで、2020年のJリーグ入りを目指しています。まだ先を見通すこともできない小さなクラブですが、野心と情熱を持って「東京のど真ん中にJクラブを」と旗を掲げています。

 

そのクラブで私にできることは何か。

 

クラブからは様々な形での貢献を期待されています。クラブの未来を本当の意味で左右する大役に、何故か私を指名して、大きな期待をかけてくださりました。

「岩政大樹しかいない。」

応えないわけにはいきませんでした。

 

今の私にはまだ何をすべきなのか分かりません。移籍するときはいつもそうですが、中に入り、見て触れてから判断していくことになります。

自信さえもありません。ただ、これからの自分自身にはちょっと期待しています。

 

鹿島を離れ、タイに渡り、岡山を経て、ここに辿り着きました。

「できるだけ自分がそれまでにしてきた事と違う経験を選ぼう」

それこそが挑戦だと考えてきました。

 

今回もまるっきり新しい日常が始まります。そこには苦労も当然伴うでしょう。

「こんなはずではなかった」

そんな日々が続くかもしれません。

 

そんなときはやっぱり、NO PAIN NO GAIN。きっと大きなものを得られると確信しています。

 

大きな期待は大きな責任とセットでなければなりません。私はこの挑戦に責任をもって臨みます。そして、その先に、自分が進むべき未来が見えてくるような気がしています。