あなたはエスカレーターに乗って生きるのよ!【MY STORY①】 | ミスターおかっちの BLOG

あなたはエスカレーターに乗って生きるのよ!【MY STORY①】

誰もが自分のど真ん中で

輝ける世界をつくる


誰もが最高の自分を表現して生きる喜びに溢れた世界をつくる。これが、僕の人生のビジョンです。自分らしく幸せに生きるためには、自分の本音を選択し自分の最高を社会で発揮して生きることが大切だと信じています。それは、なぜか。この世にたった一つしかない僕の人生の物語を通じてお伝えしたいと思います。

 

 

6才のちっちゃいボクに、母が言いました。

「あなたはエスカレーターに乗って生きていくのよ」

 

「エスカレーター、なにそれ?」

そしたら、梅田の阪神百貨店に連れて行ってくれました。

 

「これが、エスカレーターよ、わかった?」

 

「これがエスカレーターなんだ、たのしいなぁ〜」

 

「たのしいでしょ。大ちゃんはね、エスカレーターに乗って、お父さんみたいなりっぱな大人になるのよ」

 

「うん、わかった!エスカレーターにのる!」

 

鬼ごっこが大好きな幼稚園児には、母が言っている本当の意味がよくわかっていませんでしたが、「エスカレーターがとっても楽しい」ということは身体中の全細胞に刻み込まれていました。

 

エスカレーターの意味

 

 

そして、小学校へ入学。

週末は、ジャスコに買い物に行って焼きそばを食べるというのが僕の家族のお決まりでした。ある時、その道中である建物を指差して母が言いました。

 

 

「だいちゃん、だいちゃん、ここにはね、エスカレーターがあるのよ」

 

「ここにエスカレーターがあるんや」

 

「ここにいったらね、自分の好きなことがたくさんできるよ。なにかやりたいことある?」

 

「お父さんと同じバスケットボールをやりたいよー、あとドッジボールも!」

 

「大ちゃんはいっぱいやりたいことがあるんだね。ここにはね、エスカレーターがあって、自分がやりたいことがたくさんできて、おとうさんみたいな立派な大人になれるのよ。で、ここにいかなかったら、受験戦争というのがあって、負けてしまったら大変なの。たくさん勉強しないといけなくて、好きなことができないのよ。13階に住んでいるたけし君みたいな、ガラの悪い子と同じ学校に行かないといけないの。そうなったら、タバコ吸ったり、不良になったり、ゲームセンターに行ったりして、悪い大人になってしまうわ」

 

その建物の看板には、同志社香里中学校と書いていました。エスカレーター、それは、「大学まで自動的に進学できる エスカレーター式中学校」のこと。大きくなってわかりました。

 

 

 

その日から、その建物を通り過ぎる時には、「ここ、エスカレーターがあるところだ」って指差して言うようになっていました。

 

小学4年生の2月。「おかあさん、ぼく、中学受験したい!」そのように、母に言ったそうです(実はあんまり覚えていない)。その日から、僕の受験戦争が始まりました。

 

ぼくの受験戦争

 

少し暖かくなってきた3月に、枚方市にある「阪神受験研究会」という進学塾へ通うことになりました。関西でトップクラスの進学塾です(今はもうありませんが)。

 

塾に通うようになってから、僕の人生は大きく変わりました。毎週4教科のテスト。そして、宿題の量がこんなくらい(机に積み上げると20cm位のテキストの束)。右側にテキストを置いて、できたのを左側へ移す。今までの遊ぶ時間のほとんどが、その流れ作業に奪われました。

 

 

戦いの代償

なんの疑問もなかったんですよ。これを全部やれば、僕はみんなとは違う有名な中学校へ行ける。エスカレーターに登れるんだ。ゴールへ向けてまっしぐらです。とはいっても、あそびたい気持ちもありましたよ。年頃の男の子ですから。マンションの下の広場では友だちが野球をしている。

 

「だいちゃん、あそぼうよ~~!」やりたかったですよ。でも、、、宿題が終わってない。「ごめんとしくん。今日は無理やわ。またさそって~」そのうち、誰にも誘ってもらえなくなりました。

 

何も気にしない、というか、自分に言い聞かせていました。「ぼくにはやるべきことがあるんだ。あいつらは、今は楽してるけど将来苦しむことになる。僕は楽しい中学校生活を送りたいし、立派な大人になりたいから、いま頑張るんだ」

 

 

そして、すべてを犠牲にして頑張った結果、なんとか第一志望の中学校に合格できました。あの時の瞬間は、今でも忘れられません(多分、これからも)。小学校のお昼休憩中、6年生だから4階の校舎かな。正門の方を見ると自転車を押している母がいました。そして、目が合うと、母は自転車を止めて、手を大きく振り上げて○ってやったんです。やったーって。大ジャンプ。

 

正直、学校では目立たない最下層の身分だったのですが、あの瞬間だけは、僕が王様でした。「ぼくはこれからお前たちと違って、成功者になるんだ。すごい人間になるんだよ。もうお前たちには会うことはない。これまで好き勝手いじめてきたお前ら。絶対見返してやるからな。あ〜〜ばよ〜〜」って。

 

(卒業写真 下段真ん中がぼく)

 

二年間の戦い。僕の受験戦争はハッピーエンドで幕を閉じました。受験戦争に勝つことはできましたが、僕はとっても大事なものを失っていたのです。その時はまだ、その大きさに気づいていませんでした。

 

 

つづく

 

MY STORY②

中学受験の代償

 

ライフスキルライバー

ミスターおかっち

 

 

フォローしてね!

 

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

【関連リンク集】

IDENTARY DRIVEN

自己統合 × 天才性発掘

- ど真ん中を生き、ど真ん中を活かそう -

 

 

[7日間 無料LINE講座🎁]

夢中教室のつくりかた - BASIC -

こどもの天才性を解き放ちたい! 北米の大学院で習得した10,000人のこどもを夢中にさせた『コーチングメソッド』を、期間限定で、無料で、公開中❗️ 子育てやこどもの教育を見つめ直したい方は、オススメです⭐️ 

 

 

 

友だち追加