ようこそ、大渓水です。

私が暮らす福岡県大野城市の町。


市内に小さな神社が十数社あって、

どちらもすべて無人の神社ばかりです。


ただし通常は無人でも、

年に数回行われる神事の際には、

宮司にお越しいただく事になっております。


【白木原地禄神社の場合(通年)】

・4月15日 春季例祭
・7月15日 夏季例祭
・10月15日 秋季例祭 



町内の人にもあまり知られていませんが、

早朝からシニア会のボランティア活動によって、

ありがたくも境内の隅々まで掃き清めて下さいます。

早朝に集うお年寄りの掃除ボランティア活動



これが何十年~何百年も前から、

続けられている奉仕活動なのでしょうから、

日本人のご先祖様らは本当に偉大ですよね。

本殿の内部も隅々まで掃き清められます


その頃と時を同じくして、

氏子衆により祭りの準備が進められます。

例祭に欠かせぬ幟上げの作業


福岡県大野城市にある無人の小さなお宮/地禄神社



こうして11時の開始時には、

普段とはまるで違う神社の姿へ変わります。

正月と春季・夏期・秋季と続く例大祭.jp



氏神様と氏子について。


難しい宗教観は別として、

土地の守護神を敬うことが本来であり、

ご先祖様と子孫のような近い関係となります。


現在ではどの氏子会なども、

地域を主体に組織化されておりますが、

氏神様の元で暮らす全ての人が本来の氏子です。


 お上げされた御芳志金/御神酒/お重箱の数々

氏子衆より供えられた御芳志・御神酒・重箱



目に見えるもの、

目に見えぬ存在であったとしても、

私たちのご先祖様が敬い続けた対象であり、

日本が世界に誇るべき精神文化なのでしょう。


神道に経典がなくとも、

ただただ日頃の感謝の念があって、

神様にそのお気持ちを表し続けただけのこと。

吉嗣宮司による朝日舞い/白木原地禄神社



今春の例祭時、

吉嗣宮司によって演舞が行われました。


とても珍しい宮司による舞いであり、

正式には「朝日舞い」と呼ばれていますが、

その歌曲がとても素晴らしいので是非お聞きください。





明治天皇 御製


「さしのぼる 朝日のごとくさはやかに
 
もたまほしきは心なり もたまほしきは心なりけり」

 「目に見えぬ 神に向ひてはぢざるは
 人の心のまことなり
 人の心のまことなりけり


(差し昇る 朝日のような爽やかさ 
 そのような心を持ちたいものである)

(目には見えないが 神に対して恥じることなく
 真心をもって人生を歩むべきである)


 朝日舞い(宮司舞い)のフルバージョンはこちら




神社の有名無名はほぼ関係はなく、

地域の人々が氏神社を敬っているか否か?


それこそが最も大事であると私は思います。


【関連記事】 神社がキレイになりすぎて困ったこと


小規模な神社であっても、

守り続ける意志が繋がっていくならば、

きっと輝ける未来があると信じたいものです。


次回は7月15日(金)の夏期祭礼。


お近くの方で興味がありましたら、

どうぞ白木原地禄神社へお越し下さいませ。



神社の運営活動にご協力頂ける方は、


大渓水(だいけいすい)までお知らせ下さい。


白木原地禄神社の氏子会員・崇敬会員を募集中です!


ちなみに年会費1,000円のみ必要となります

TEL 050-3323-2388 又は 問い合わせフォーム 



それじゃまた、いつもありがとうございます。




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