ようこそ、大渓水です。
今朝は日本三景の一つである、
安芸の宮島へやって参りました。
フェリーに揺られながら、
たどり着く先は厳島神社。
主祭神は宗像三女神であり、
日本三弁財天社の一つに挙げられています。
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社殿の背後に座すは、
約1200年前に弘法大師が開山し、
古来より山岳信仰の対象であった弥山。
呼び名は「弥山(みせん)」ですが、
山頂には「御山(みやま)神社」があり、
御神体として敬まれた名であると分かりますよね。
そして弥山と言えば、
八雲山に連なる山名と同称であり、
八雲山は出雲大社の玄武となる重要なお山。
出雲大社の主祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)。
その和魂(にぎみたま)とされる大物主神は、
大和國一宮である大神神社で篤く祀られています。
この大神(おおみわ)神社は、
三輪山を神体とするため本殿を設けず、
古神道の教えを今なお受け継ぐ聖地の源流。
また大物主神(オオモノヌシノカミ)は、
宗像三女神と同じ水神として知られています。
さらに大物主神=蛇神でもあり、
市寸島比比売命(イチキシマヒメ:三女神の一柱)は、
神仏習合によって弁財天と同一視されるようになりました。
この弁財天の化身が龍であるとも云われ、
各地の龍蛇信仰と深く結ばれている事実。
その昔、八雲山は「蛇山」と呼ばれ、
西方の稲佐の浜には弁財天が祀られています。
安芸の弥山は厳島神社へ。
出雲の弥山は出雲大社へ。
大和の三輪山は大神神社へ。
どの神体山も龍脈として各神社に繋がります。
なんだか話が難しくなってきたので、
この辺でやめておきましょうか?(笑)
ちなみに現在、旧暦では神無月。
出雲地方だけは神在月となり、
八百万の神々が出雲へ集うんですよ^^
その神迎祭が本日の夜に稲佐の浜で行われ、
龍蛇様が全国の神様をお迎えする年に一度の日。
ってことで大渓水は今から、
弥山から弥山へ行って参りま~す♪
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