【新冷戦】アメリカとロシアは対決するのか?
トランプVSプーチンの最終戦争

2014年 ロシアによるクリミア侵攻から対立が激化した新冷戦で米露が直接戦火を交えた時、世界は…
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考えられる火種
・朝鮮半島において米軍が北朝鮮を攻撃した際にロシアが何らかの軍事行動を起こした場合。
(朝鮮戦争では米軍機と秘密裏に介入していたソ連軍機と対決したと言われている)

・シリアにおいて ロシアやイランがアサド政府軍、アメリカなどが反政府軍を支援する代理戦争となっているが、軍事衝突がエスカレートした場合。
(実際に米軍がロシア軍も使用するシリア政府軍基地を攻撃したが、事前通告していたと言われている)

・ウクライナを支援しようとする米艦船や航空機がロシア軍と軍事衝突がエスカレートした場合。
(実際にロシア軍機と米軍艦船や航空機が異常接近も何度か発生している)

・NATO加盟国であるバルト三国に対してロシアがハイブリッド戦を仕掛け、集団安全保障として米軍を主体とするNATO軍と対決した場合。

今後は北極海航路では西側諸国や中国と対峙する日も近いとされる。

あと、可能性はかなり低いが
(北方領土問題が火種となり)日本周辺で自衛隊とロシア軍が事実上の交戦状態となり、日米安保条約が適用された場合。
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対米戦の切り札となるか?
・Tu-160M2 ブラックジャック 戦略爆撃機
従来のTu-160と同様で可変翼の超音速爆撃機として、巡航ミサイルのプラットフォームとして運用されると思われる。
(画像は従来のTu-160の機体とされる)
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・ICBM(大陸間弾道ミサイル)「サルマト」
NATO(北大西洋条約機構)では「サタン2」の通称がある。
射程距離は1万1000キロ超、弾頭重量は100トンに達すると見られている。

・Su-57 ステルス戦闘機
アメリカのステルス性に勝るかは不明だが、ロシアが独自に開発した三次元型エンジン(エンジン排気口があらゆる方向に向けて作動)を搭載。
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・T-14 主力戦車
無人砲塔を採用し、共通戦闘プラットフォーム買って「アルマーマ」シリーズを構成する車輌のひとつでもある。
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・ボレイ級原子力潜水艦(戦略原潜)
第955号潜水艦で西側諸国では「ボレイ」の通称で呼ばれる。
太平洋艦隊に配備されており、対日本や対中国も視野に入れていると思われる。
新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)「ブラヴァー」を搭載している。
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・ヤーセン級原子力潜水艦
855型原子力潜水艦 機能的にはSSN(攻撃型原潜)、巡航ミサイル 3M14「カリブル」や 対艦ミサイル P-800「オーニクス」を搭載するため、SSGN(巡航ミサイル潜水艦)でもある。
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明らかにソ連時代に比べて縮小され、経済制裁も食らっていたため近代化は遅れているとされる。
だが、少なからずソ連時代より実戦向けとなっていると言える面も出てきている。
兵器面では相変わらず、潜水艦にはやけに力を入れていると思われる。
ある日 突然 核弾頭付きのミサイルを米露で撃ち合う可能性は低いが、限定戦争などの局地的紛争、ハイブリッド戦が起きることは充分ありうる。
ロシア軍は弱体化しているように見えるが、以前より強化されている面もあり、決して侮れない国なのだ。

参考・引用元
・BUSINESS INSIDER  JAPAN
ロシアが公開、新型の超音速戦略爆撃機「Tu-160M2」  2017年11月23日

・CNN.co.jp
ロシア、新型ICBM発射実験の映像公開  2018年3月31日

・軍事研究 2017年12月号より
制式名称決定!第5世代戦闘機 実力分析、超音速巡航と高機動能力 ロシアのステルス戦闘機『Su-57』 青木謙知 著

・Wikipedia