世界中に夏は訪れなくなった。 作物は育たず、人の世界に争いが始まる。
やがて人々の心からモラルは失なわれ、悪と闇とが広がりを見せたのだ。
その悪に残忍な者共はますます共鳴し、闇はどんどん広がりを増す。
そして神々の光は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ラグナレク 22』
世界の全てが海の中に沈み、長い長い時間が過ぎた頃、
大地から水が徐々に引き始めたのです。
空には新しい太陽(ソール)と、
新しい月(マーニ)が誕生しました。
新しいソールは、狼のスコールに食べられてしまった
前の太陽ソールの娘です。
新しいマーニも、狼のハディに食べられてしまった、
前の月マーニの娘です。
あの怖い狼たちは、業火で焼かれ死んでしまいました。
もう恐ろしい狼たちに、追い掛け回されることは無いのです。
新しいソールとマーニは、安心して
それぞれの時間、空を走り始めたのでした。
新しい太陽と、新しい月が、
明るく元気に、空を駆けるようになってから、
更に長い歳月が経った頃、
大地の至る所で、緑の芽が点々と甦り出したのです。
そこから更に年月が経つと、
上空には大きな鷲がくるくると旋回し、
川の中に獲物がいないか探しております。
やがて鷲は急降下し、川の中の魚を捕えたのです。
あちらこちらの草原には、
穀物の芽も、出ておりました。
そこはかつて、人は住んでいなかった場所です。
誰もそこに、穀物の種など蒔いたことは無い場所です。
しかし穀物は育っていくのです。
やがてその場所でたわわに実るのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
