世界中に夏は訪れなくなった。 作物は育たず、人の世界に争いが始まる。
やがて人々の心からモラルは失なわれ、悪と闇とが広がりを見せたのだ。
その悪に残忍な者共はますます共鳴し、闇はどんどん広がりを増す。
そして神々の光は・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ラグナレク 18』





虹の橋の番人、ヘイムダムを発見したロキは、

乗っていた船から飛び降りると、剣を交えました。



すばしこいロキは、ヘイムダムを攪乱させます。

しかしヘイムダムは、そのよく見える眼で、

そのよく聞こえる耳で、ロキの動きを捕え続けるのです。

やがてヘイムダムは、動き回るロキの胸に剣を突き刺しました。

しかしそれと同時に、ロキの剣も、

ヘイムダムの胸に、突き刺さったのです。

2人は、お互いの胸に剣を突き刺したまま倒れ、

やがて2人の呼吸は、止まっていったのです。



一方、神々の王オーディンと、

ロキの息子、大狼のフェンリルとの戦いは、

とても惨いものでした。



オーディンの槍、グングニルは何度も大狼を捕えました。

しかし大狼に致命傷を与えることは出来なかったのです。

やがてフェンリルは、オーディンの一瞬の不意を突き、

その身体に咬みついたのです。



そしてオーディンを持ち上げると、

その大きな口の中に放り投げ、

ガリガリと咬み砕き、飲み込んだのでした。



それがオーディンの最期でした。



するとそこに、オーディンの息子、

無口な神のヴィーダルが、大股に駆け寄ったのです。





ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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