世界中に夏は訪れなくなった。 作物は育たず、人の世界に争いが始まる。
やがて人々の心からモラルは失なわれ、悪と闇とが広がりを見せたのだ。
その悪に残忍な者共はますます共鳴し、闇はどんどん広がりを増す。
そして神々の光は・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ラグナレク 16』





ムスペルの王、黒マントのスルトは、燃え立つ炎の剣を

フレイに向かって、何度も振りおろしました。

本当ならばフレイは、その炎の剣を打ち破る、

魔法の剣で、この戦いに挑むはずでした。



しかしその剣を手放してしまった今、

スルトの炎の攻撃を、やっとの思いで避けながら

普通の剣で戦わねばならぬフレイなのです。



フレイは、この時になって初めて、

魔法の剣を手放したことを後悔したのです。



フレイの美しい妻、ゲルズを何としても娶りたいと

自分の欲が強かったが為に、

召使いのスキールニルに、その魔法の剣と、

炎の中でも不死身の馬、ブローズグホーヴィを、

与えてしまった事を深く後悔したのです。



しかし後悔しながらもフレイは、何としても倒す!

と、普通の剣を振り回しながら、戦い続けます。



しかし魔法の剣を持たぬフレイは、

スルトに致命的な傷を負わすことが出来ず、

何度も何度も、炎の巨人の王スルトの業火に包まれ、

とうとう力尽き、倒れたのでした。





ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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