世界中に夏は訪れなくなった。 作物は育たず、人の世界に争いが始まる。
やがて人々の心からモラルは失なわれ、悪と闇とが広がりを見せたのだ。
その悪に残忍な者共はますます共鳴し、闇はどんどん広がりを増す。
そして神々の光は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ラグナレク 14』
その時、大狼のフェンリルが
神々の王、オーディンに向かい、突進をはじめました。
オーディンも、その事に気づき、
大狼を仕留める為に、真っ直ぐに進みました。
その時、オーディンの息子たちの中の2人の、
雷の神トールと、片腕の剣豪チュールは、父王の左右に付き、
一緒にフェンリルに向かって進んで行ったのです。
その後ろからは、
死んだ英雄の魂、エインヘルヤルたちの軍隊と、
ワルキューレたちも、馬に跨り、
オーディン、それにトールとチュールに続き
進撃を開始したのです。
ところがフェンリルの兄弟、ミッドガルド蛇のヨルムンガンドが、
大きな鎌首をもたげ、毒の牙を打ち込もうと、
トールに襲いかかって来たのです。
ヨルムンガンドは、トールに何度も釣り上げらそうになったり、
持ち上げられそうになったり、散々な目に遭っており、
トールに強い憎しみを抱いていたのです。
そのトールを見付けた今、恨みを晴らさずには居られない、
ヨルムンガンドなのでした。
その恨みの籠った一撃は、
ミッドガルド蛇の巨体に似合わぬ、鋭く素早さで、
トールは、この大蛇との戦いだけで精いっぱいです。
とてもオーディンを助勢できる状態ではなくなったのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
