世界中に夏は訪れなくなった。 作物は育たず、人の世界に争いが始まる。
やがて人々の心からモラルは失なわれ、悪と闇とが広がりを見せたのだ。
その悪に残忍な者共はますます共鳴し、闇はどんどん広がりを増す。
そして神々の光は・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ラグナレク 9』





巨人のフリュムが舵を取る、

死んだ人間の爪で作られた大船、ナグルファル

滑るように大地に押し寄せた海の水の上を進みました。



そしてその時、神々により捕縛されていた、

ロキも又、戒めから自由になり、

暗い洞穴から、這い出てきたのでした。



恨みの塊りとなっているロキは、

一旦、自分の娘、ヘルの元を訪れました。



そこでロキは、自分の為の巨大な船を見付けたのです。



そのロキの大船に、共に乗りこんだのは、

ヘルの国の、ぞっとするような悍(おぞ)ましい死者たちでした。



腐り、朽ちかけた死者の乗組員たちが、

ロキの大船に、折り重なるように大勢乗り込んだのです。

そしてこの、ぞっとするような乗組員たちは、

ロキの為に、誰も休まずに船を漕ぎ続け、

この北の果てから、ヴィグリードへ向け出港したのです。



この時、ロキの2人の悍ましい息子たち

大狼のフェンリルと、

ミッドガルド蛇ヨルムンガンドは合流し、

兄弟で並んで、ヴィグリードの草原へと向かったのでした。





ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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