海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。
そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの捕縛 16』
神々は、ロキがしっかりと縛り上げられたのを確認すると、
魔法を唱え始めました。
するとロキの息子、ナルヴィの死体から取り出した、
はらわたのロープは、鉄の様に硬くなったのです。
岩に、鉄のロープで拘束されたロキに、
次に待っていたのは、毒蛇の猛毒でした。
ヴァン神のニヨルドの妻で、巨人シアッシの娘スカジが、
猛毒を持つ忌まわしい大蛇を、
この洞穴の中に運んできたのです。
そして毒蛇の牙から滴り落ちる猛毒が、
真っ直ぐにロキの顔の上に、永遠に当り続けるよう、
大蛇を闇の中の鍾乳石の高い場所へ、
しっかりと繋ぎとめたのです。
悪戯者で、策略家で、才子であったロキも、
今はもう、どうする事も出来ませんでした。
彼は静かに横たわったまま、
誰の顔を見ることもなく、
何も言葉を発しませんでした。
その状態を見た神々は、ロキをそこに置いたまま、
洞窟から出て行ったのです。
しかし神々は誰も意気揚々と、帰路に着けませんでした。
心が重く、深い悲しみを背負ってしまった神々は、
この先のロキの宿命を、彼の妻シギュンに委ねたのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
